着物屋をやっています

兵庫県の着物屋 有限会社みさ和の2代目がつらつらと商いに関係ある事ない事書いています

おもしろい。人間の物語や歴史って。

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おはようございます。オオツカです。

なかなかに昨日も朝から晩まで一日中バタバタとしてしまっていました。

効率が悪いなーと思いつつあれやこれやと。

社長がこんなのじゃいかんなー。とは思うんですが性格でしょうか。

 

そんな中、

久しぶりに会う人や普段から身近に接している人達の“面白い一面”を

色々と見聞きする事が出来た一日でした。

直接会って話したり、電話したり、SNSで聞いたり見たりと

形は様々でしたが、

 

「えっ!そんな経歴あったの?」とか、

「以外とアツい性格だったんだ……」とか、

「強いと思っていたら案外繊細な部分があるんだ」とか、

「リミッター外すと更に面白くなる人」とか。

 

人の歴史や物語、その背景や新たな側面を知ってみると

その人の事がまた違って見えたり好きになったり、嫌いになったり、

尊敬したり、仲良くなったりと人間って面白い。

 

で、なんでこんな話から入っているかというと

締め切りが迫っている案件で某デザイナー氏と急遽打ち合わせが必要となり、

夜から神戸に行き話し合いをしておりました。

 なんとか形がまとまって帰りの車の中で、彼がポソッと。

「大塚さん薦めるんで“ヒストリエ”を読んでみようと思います」

ああ、前に超オススメ!!って話した事のある漫画のことね!

 

また来ましたよ。

今回は漫画のお話です。相変わらず定期的に入れていくよ。

 

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ハイ。コチラ。

 

タイトルは「ヒストリエ」です。

絵面でお気づきの方もいらっしゃると思いますが、

前回ご紹介しました作品「寄生獣」と同じ作者の新作です。

(新作といってももう12年連載されていますが……)

 現在も連載は続いており最新刊の9巻は発売されたばかり。

ちょっと刊行ペースがおそいなあ。という漫画です。

まあ致し方ない部分ではありますがね。でも、ファンとしてはね。

 

紀元前の古代ギリシャを舞台としていて、

主人公は後にアレキサンドロス大王の書記官になる「エウネメス」の

半生について描かれています。

つまり、「歴史漫画」です。

ということはですよ。

もう既にオチが分かっているんですよ。

パソコンでちょちょっと調べるとあっという間に分かってしまうんです。

 

それじゃ面白くないじゃないかって?

 とんでもない。

 

基本史実に沿って話は進んでいくんですがそこは古代のお話。

ところどころ歴史家でもハッキリとしない部分が多々あるんです。

そこを作者によるフィクションの要素が多く散りばめられています。

結構大胆なのがバンバン。

 

で、私はこの漫画の最大のウリは『人物描写』だと思っています。

 

実際に読んで頂ければ分かるんですが非常にしっかりと登場するキャラクターの

造形が作り込まれていて、一人一人がすごくリアルで個性にあふれています。

セリフの言い回しも歴史漫画らしからぬ現代風のものとなっており

窮屈にならずに自然と読めるはずです。

 

登場人物も最初に登場した時と、読み進めてから再登場する時と

大きく印象が変わっている事が多く、

それは絵を見た第一印象のものであったり先入観で思っていたという事に

気付かされます。

 

私は全巻読みましたが10回以上

「すげーーーーーーーーーー!!!!!!!!」

とリアルに叫んでしまう漫画でした。

そんな場面が1巻あたり1〜2回発生します。

 

これ勉強になるなー。ビックリしますよ。

 

で、これと似たような体験というのが今日でして

もっと早く知っておきたかったなーとかこの人面白いなーとか

思ったんですね。なんかもったいなかったなと。

 

という事はその逆もありで、

自分の発信とか最近はじめましたがまだまだより良く自分を知って頂く為の

準備や行動は出来きれてないなと。

 

かっこ良く見せようとは思いませんが、(この時点で嘘つけと言われる気が)

よりそれをお客さまや友達にも伝えられるように考える必要が

あるなと思った訳ですね。

 

お店も個人も会社も

もっと表現をまとめて発信していく事が出来れば

もっともっと早く仲良くお店も知って頂けるのではないかと。

でも、やりすぎは逆効果ですがね。

 

そんな感じでですね。

この漫画オススメです。

ちょっと近年ではダントツに。

 

では最後にまとめで印象深かったシーンをご紹介して

本日のブログは終了です。

 

エウメネス「代わりにぼくはヘロドトスを教えましょう!」

 

バト「そのヘロ何とかってのは役に立つのか?」

 

エウメネス「…必ず役に立つ!」

 

本日も最後まで読んで頂きましてありがとうございました。