実は増えているんです。実はね。
実は今、現在の「着物人口」は増加傾向にある。
数年前から業界では言われていたこの話。
初めて聞いたときは、
何言ってるんだよーっと。
そんな事って実際あるのかー?
と半信半疑でありました。
しかしながらここ2、3年で加速度的に増加している
カジュアル着物の販売店やレンタル店、
本格的に人に着付けをする為ではなく自分自身で着る為の着付け教室など。
その大半は20〜30代の女性が着物を着てお出かけするというのが
今多くなっているのですよ。
本日の日本経済新聞Web版のニュース記事から、
全文を読む為には無料会員登録などが必要となるんですが
面倒な方の為に簡単にご紹介を。
(細かい数字なども載っておりますのでご興味のある方は是非
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全国の20〜60代の男女1000人を対象に「インターネット」で調査。
(男女の比率や年代の構成比などは非公開)
2013〜2015年の3年間の期間に着物を購入した事にある人の年代別構成は
20代が全体の46.3%を占め、30代と合わせると68.3%を占める
着物を着た事がある人は68.5%
「月一回程度」以上の頻度で着る人は3.2% その内比率は20〜30代がトップ
「年4〜5回」以上の頻度で着る人は5.7% こちらも20〜30代がトップ
どのような場面で着物を着るかを複数回答で質問
1位 「冠婚葬祭」 53.4%
2位 「お正月」 26.1%
3位 「パーティー、イベント」 11.2%
4位 「友達との集まりの場」 10.7%
となっているが、
4位の「友達との集まりの場」が20代がもっとも比率が高く、
中高年世代に比べ若い世代の間では着物が日常生活に溶け込んでいる人が
多いとみられている。
着物の意識については「カッコイイ」「かわいい」が全年齢層の中で
20〜30代の若い世代がもっとも高かった。
着物の良くないところは「着付けが難しい」「着物の価格自体が高い」
というのが半数以上を占めた。
ふー。
ざっとこんなものでしょうか。
私、これ見て思ったんです。
若い世代が着物を着る、着たいと思うようになったきっかけや機会って、
S N S じ ゃ ね ?
一人では着物は着にくいし出かけにくいものなのです。
特に始めたばかりの頃は。
これまででしたら着物は自分の周りの近い人が着物を着る機会が多かったり
何か習い事をする事などで着るという方がほとんどだったと思うんです。
それが近年には少なくなってきた。
しかし、様々な種類のSNSでその垣根は相当に低くなってきたと思われます。
特にカジュアルの着物については旅行先のみならずちょっとしたお出かけや
デートなどその様子などがTwitterやFacebookやInstagramなどで
情報が共有されるようになってきました。
そしてその距離も自分の近くの人だけでなく遠くは海外の人ともコミュニケーション
できるという事で着物そのものの価値もこれまでとは変わってきているのではないかと
思っています。
もちろん着物の素材は絹というものよりは、安価な木綿や化学繊維、ウールのような
ものが多くその柄や加工などは現代的なものが多いです。
そこに首を傾げる着物業界関係者もいますが、まずは着物を楽しんでもらって
慣れてから次のステップに行きたいなと思ってもらわなければいけないんですね。
というかこの現在の事象からして、
「パソコンが苦手なんでやらない」
「SNSはやる人がやってるだけなので関係ない」
「なんかよくわからないので躊躇している」
とおっしゃる業界関係者の皆様に一言。
ごちゃごちゃ言わずにやりましょう
この20〜30代の方はいずれ年を重ねるんですよ。
さらにその下の世代も増えていく事でしょう。
情報の提供を業界側からほとんど出来てないのは明らかにおかしい。
ぜひぜひ是非是非ゼヒゼヒぜひぜひ
やりましょう
今日はこんなところです。
超眠いです。
おわり
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