着物屋をやっています

兵庫県の着物屋 有限会社みさ和の2代目がつらつらと商いに関係ある事ない事書いています

『浴衣を着物風に着てみよう』の巻

 

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浴衣といえば湯上りの汗取りや水切りの為の外に着ていくというよりは

家や旅館の中で着るものというのが一般的なものでした。

その後、夏のお祭りや盆踊りなど少しずつ外向けのものへと変わっていきました。

 

ひと昔、ふた昔前の浴衣と比べてみると

ここ最近の浴衣というものは非常にカラフルになりましたし、

一見して浴衣と分からないものが多くなり素材や色柄の表現なども

年々進化をしていてちょっと洒落た夏物の着物としても

着用や鑑賞などに十分に耐えられるようなものも増えてきました。

つまり出来が非常に良くなってきたと個人的には思っています。

 

そんな中、

「浴衣を夏の着物として着る事は出来ないのか?」

というお問い合わせをお店やWebなどでこれまた質問が増えてきました。

 

例えば

各お店でコーディネートをしたものをインスタグラムなどでアップしますと、

 (タイトルやこんな写真とかです)

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半衿がカワイイ。浴衣の下に長襦袢を着るのですか?」

 

「着物として着る為にはどんなものが必要ですか?」

 

などなど。

 

本当は現場のスタッフが着用感なども含めてブログなどで発信できれば

いいのですがお店のものはまだ準備中ですので

私のブログにて今回はご紹介させて頂きます。

 

 通常浴衣といえば着られるときはこんな感じが多いと思います。

 

・浴衣の下は下着のみ、長襦袢などは着ない

・締める帯は半幅帯や兵児帯といったものをアレンジ、お太鼓にはしない

・足袋は履かず素足で下駄またはサンダル

・和装小物類も必要最小限

 

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で、それに対して着物風に着こなす場合のプランです。

 

・下着と浴衣の間に長襦袢を着て半襟をつける

・帯は半幅・兵児帯の他に名古屋・京袋帯なども使いお太鼓結びも

・足袋を履き下駄の他に草履なども

・帯まわりの小物の他バッグや日傘、ストールなどの小物もコーディネートに

 

いかがでしょうか?

浴衣も着物風もどちらもあくまでカジュアルの着こなし

(式事や目上の方の集まりなどではNG)ですが、

一枚の着物で楽しみの幅が広がるのではないでしょうか?

 

いいね!やってみよう!

と言って頂くのですが、躊躇される事があります。

これまたご質問が多いのとハードルになっているのがですね。

 

下に着る長襦袢です。

 

浴衣の下にもう一枚着物を着なければいけなくなりますと

せっかく気軽に着物着て楽しみたいと思っていたのに

格段に「着付け」・「着こなし」・「暑さ」・「予算」の

ハードルが上がってしまうという事でテンションがだだ下がりになる方も多いのです。

(うそつき襦袢というアイテムもあるのですがさらに簡略化の為ここでは割愛)

 

その手間すら省いて着物を

気軽に着たい!!!!!!!

 

と言われる方のなんと多い事か。

めちゃくちゃ自然な事だと思います。

OK!気軽に着ましょう!

 

 

はい。

 

 

こんなんあります。

衿付きスリップ(肌着)

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出してみてマネキンに着させてみるとこんな感じ。

 

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素材は衿部分がポリエステル、裾部分がキュプラ。

それ以外は綿100%となっています。

 

利点を挙げますと、

・これ一枚で長襦袢を着ているように衿が出ます

  (デフォルトで夏白半衿が付いていますのでそのままでも可)

・腰部分の紐が付いていますので新たに腰紐必要ありません

・袖部分がレースの筒袖となっておりいろんな寸法の着物に合わせられます

・このまま丸ごと洗濯機で洗えます

 

さらに後ろも

衣紋抜き付いていますので

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添え付けの紐を通して調整すれば

衿が詰まったりズレたりする事はありませんよ。

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本日撮影ご協力は神戸店スタッフ。

 

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で、衿まわりもこんな感じに

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各種、小物関係や帯なども活用していただけます。

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ちなみに上記衿スリップは各WAKON、大塚呉服店店舗にて販売しております。

使い方や着こなしのご説明をすると大体ご購入頂く人気商品です。

価格は5800円+税となります。

週末追加分が各店に入ってきますのでよろしければお手にとってご覧下さい。

 

で、こういった肌着はぶっちゃけ通販で買うことができます。

もっと安いものなども売っていますがヘビロテに耐えられたり

各種機構的に一番使いやすいとスタッフがこの商品を散々悩んで選びました。

商品を直接ご覧になりたい方はお近くの大塚呉服店WAKONまで。

 

ご質問や着用感など気になる事がありましたら大塚呉服店神戸店までお尋ね下さい。

 

大塚呉服店 神戸

 

  mail:   kobe@otsuka-gofukuten.jp

     tel: 078-393-0215

 

という前振りからですね、

このイベントが近づいて来ましたので告知です。

大塚呉服店も参加しますよ。

(さきほどサイトがリニューアルされました)

 

リンク↓

東京江戸ウィーク

 

9月22日〜9月25日 上野恩賜公園で行われる和のイベントです。

 


ここでも浴衣の楽しみ方の提案をされています。

是非「あきゆかた」体験してみて下さいね。

 

浴衣はまだまだ長く楽しめます!

 

みなさま是非ー!!!!!

 

本日は以上です!

 

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