なぜ大塚呉服店なのか? 4 「右肩下がり」
これについての考察は当ブログでも何度か
素人の私なりですが自分の考えを書いてきました。
「他の業界との比較」や「業界の構造」、
「環境や経済や時代の変化」、「ものづくりについて」などなどなど。
今日私が書きたいのはそれらとは違い
『今後の事、未来の話』について少し考えたいと思っています。
上記の事柄は言ってしまえば『過去の話』で今更どうしようもありません。
そんな愚痴を言っていてもこの「右肩下がり」の状況は
良くなるはずもありませんからね。
で、それを思いつくがままに書いていると
これまたえらい長文になってしまいますので本日分は
『着物業界人のマインド』について。
(以下、自戒の念も込めて書いていきますね)
結論から申し上げますと着物業界人、
これ以上市場のグラフは
上がるわけないと思いながらやってます。
なのでグダグダ。
それでいいならいいんですがそのくせ、
日本の伝統産業は無くならない!
当社は売り上げがまだまだ伸びる!
とかやっておられる会社、社長さんが多いこと。
また、顔を合わせれば不景気自慢大会。
倒産した会社や業績が落ちた原因の追究に一生懸命になっています。
先日もある異業種の方に言われました。
「着物って絶対に絹じゃなきゃいけない理由ってあるんですか?」
「レンタルってそんなにダメなことなんですか?」
「着物の着付けってもっと簡単になんとかならないんですか?」
この業界に入ってから何度となく聞かれた事です。
その都度、それなりにまとまったようなまとまっていないような返答を
してきたように思うのですがふと、思いました。
「右肩上がり」にしようと思ったら改善改革を
しっかり継続して行う事
これまでの常識にとらわれず、
思い切った事を思い切って、えいっ!と実行する事
これが出来ないのであれば上がるわけないと思いますし、
ここでグダグダ言う人は「上がらない」って本当は思ってるんですよ。
ですので、ね、
ショーなどはじめイベントや各所で
異業種コラボレーションなどを行われているところ
地域の産業を活性化させようと努力されている
産地の現場の方やプロデューサー的な方々
本物の高級品を手間暇かけて作られているメーカーさん
昔ながらのご家族で営まれている着物店や
ウチはじめ着物の新業態として展開している
会社やお店のみなさん
どうか飽きないで自分が良いと思う事を
「継続」して「発信」し続けて下さい。
コロコロ変えないでね!!
悪くなる最大のポイントは『飽き』の部分です。
次が続かない。
目新しい事に挑んではやっぱりやめた、の連続が今です。
やっている事、発信する事の良い悪いではありません『継続』です。
着物業界は続かない事が最大の悪いところです。
“分かる人には分かる”は30年前です。
今は伝えないと分かりません。
上げる気で行かないと上がりません。
まあ、無理して上げる事はないんですが、
なら文句言うなよなにやってんだよという事で。
のたうち回りながら不安いっぱいながらですが、
ウチは継続していろいろやっていきます。
続きはまた今度。
ありがとうございました。