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着物屋をやっています

兵庫県の着物屋 有限会社みさ和の2代目がつらつらと商いに関係ある事ない事書いています

大塚呉服店物語番外編 「東京への道」4

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「コレ、売れないっすよ(笑)」

 

POPUP初日オープン直後の衝撃トーク。

 

うそーーーん。

いいお店なのに売れないってのはどういう……

 

「今回のPOPUPは売り上げを作ることが目的なのではなくて

大塚呉服店のPRが最優先ですからね。

売上を作り易いというのとは真逆に作ってありますからねこの売り場。

 

なんせコレですからね!!」

 

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ウッドチップの深さ5cm。

入るとキュムキュム音がなりますしチップも飛び散りますし

ヒノキの香りがすごい(いい香りなのですよ)。

さらに見やすくするために着物も小物も商品陳列量は最小限にしていますしねー。」

 

 

まあ、インパクトは抜群ですよねえ。

 

 

「そう!そこです!!

 

もし売上の効率だけで考えたら絶対こんな売り場にならないんです。

“大塚呉服店”というお店の存在を知ってもらうんです。

お店やブランドをやっているとついついやっちゃうんですが、

『お客さまの選択肢が増えるともっと売れるだろう』って商品を積み上げたり

『この方が接客をし易いだろうって』スタッフが売り場を作り替えたり

『館(ルミネ)や周囲のお店に合わせた方がいい』って自店の個性を殺してしまったり

 

その結果、

本当の目的がうやむやに

なってしまう事ってホントに多い!!

 

売上なら売上!

PRならPR!

絶対メリハリはつけるべきです!!

 

 それにね、

 

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 着物屋でこれだけ振り切ったPOPUPが出来るんですもん。

今回の後でいろんな所からいろいろと話や機会はきっと来ますよ。」

 

確かに今回のPOPUPはまず期間が『短い』上に『年末年始』のスケジュール

12月27日から1月7日の11日間。

しかも東京にはお客さまはなし。

ほとんどが洋服など買い物で通行のお客さまばかり

着物が受け入れられる可能性は低いという事を考えれば

売れる店舗よりもインパクトのある店舗が作れたという方が

正解だったかもしれません。

 

着物に興味がない方でも積極的に

iPadなどで京都や着物の着姿写真などを見てしっかりアピールをしましょうと

現場をスタッフに引き継ぎその日はチラチラと様子をみて帰ります。

 

 

 

で、

 

 

 

その後11日間の結果ですが、

 

 

 

めちゃめちゃたくさんのお客さまに

ご来店、お買い上げ頂き大盛況でした(笑)。

数字面でも大成功と言えるかと。

 

 

最終日営業終了後撤収片付けに来てくれた天才デザイナーが一言。

 

 

「ねっ?

 だから言ったでしょ?売れるって」

 

 

 

   お    い

 

 

 

嬉しい誤算だったのは

なんとなく着物に興味はあるのだけれど着物のお店に入った事がない

「一度見てみたかった」「羽織ってみたいと思っていた」

というお客さまが予想以上に多かったという事。

そういう方からは商品も外から自由にみれるフルオープンの

お店というのは新鮮だったようです。

そして、

お店自体に賑やかさや活気があった事も大きかったようです。

チップの清掃や商品の整理をしているとお客さまもなんだなんだと

見に来て頂きますし(ルミネの清掃スタッフの方などもご協力頂きました)、

それがコミュニケーションになったりもしたようです。

 

商品というよりはそれを通して新たなファッションの提案や

着物を来てどこへ行こうというそんな接客が結果的に良かったのかもしれません。

 

期間中に何社かの施設やマスコミの方などに

店舗についてのお問い合わせを頂いたようでしたし

次回に繋がるチャンスにもなったというのも

当初の目的も達成でき良かった出来事でした。

もちろん反省点もたくさんありましたがね。

 

やっぱり中途半端が一番良くないんだなあ

と次回に対する期待を感じながら慣れない撤収作業も終盤を迎える頃、

今回のPOPUPの施設担当者が来られてお話をします。

 

催事中のスタッフの奮闘に対するねぎらいや

着物の潜在需要がこれほどあったのかという驚き

なにより『デザイン』と『着物』がマッチすると

洋服ブランド店に負けない今までとはまるで違う着物の店舗が出来る

と賞賛を頂きました。

 

 「つきましては上司とも打ち合わせをしまして

この夏に浴衣のPOPUPでもお願いしたいと

すでに営業部の方でもスケジュールの調整をさせて頂くとありがたいのですが」

 

 

 

よし!次回POPUP確定ゲッツ!

 

幸先いいなあ。よしよし。

 

 

 

「あと、社としてもルミネに常設店でご出店頂きたいと考えていますので

後日是非お打ち合わせの時間を頂きたいんですが………可能でしょうか?」

 

 

 

フ ァ ! ? ?

 

 

 

続く

 

 

 

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