大塚呉服店物語番外編 「東京への道」2
真俯瞰(まふかん)撮影ってご存知でしょうか?
被写体の真上、直上から撮影をする撮影方法だそうです。
現在、インスタグラムなどでランチなどの撮影でもおなじみの技法なのです。
すこし前に芸能人やデザイナーなどの人のカバンの中身を
きちんと整列させて、この真俯瞰撮影をするのが流行っていました。
例えばこんな感じ、
こうして並べて一枚の写真で見るだけで
この人が自転車に強い興味を持っている事、
好きな色目が寒色が多い事、
フライターグが好きな事、
などなどが伝わってきますね。
または、こんな感じも
ああキャンプとかアウトドアとか好きなんだな、
いちいちおしゃれな小物にこだわりがあるんだな、
体験を楽しむ人なんだろうな、
キャンプファイヤーーーー!!ファイヤーーーー!!!!!
などなど。
(上記の写真などはこちらのサイトから引用させて頂きました)
さて、大塚呉服店の展示会ブースはどのようになったかと申しますと、
こうなりました。
遠景
近景
これにiPad2台とプレスリリースのレジメのみです。
「はっ?マジで?これだけ??」
と思われる方もいらっしゃるかもしれませんがマジでこれだけです。
(天才デザイナーのセキユウスケ氏に提案頂きました)
上記の素材たちは京都店で実際に使われているものです。
(持ち運びが難しいものはレプリカをこの為に作成しました)
茶箱、引き出し、照明、棚板、ハンガー、安井神社のお守り、
シャツケースの引き出し、天井格子、アイアン、蛍光色枝、スタッフ名刺、
下げ札、ショッパーチャーム、封筒、ポストカード、焼印、大福帳、
コンクリート石板、蛍光石、下地用コンパネ、マネキンそして着物と小物類
これらでお店は構成されているというものを集め、
1.8×1.8mのスペースを一目で見られるようにし
興味を持たれた方にiPadに入っている店舗の写真や陳列方法や商品例を
ご説明できるようにしました。
店舗やファッションなどに詳しい方はこれが
お店の「コラージュ」と気づきます。
そしてなんらかのアイテムから興味を持たれたり、
なんの展示なのか?と質問を頂いたりしました。
話を聞いてみたいという体勢からご説明しますので印象深く
見て頂けたのではないかと思っています。
ちなみに半分以上の方はチラっと見られてスルーでした。
結果から申し上げますと、
東京・大阪の展示期間中にPOPUPのオファーは2件。
終了後に直接打診を3件頂きました。
今から考えればでもしもの話ですが、
これがハンガーラックと平台に着物や帯や小物を陳列して
チラシやノベルティーを配るだけだったら成果は上記以下のような気がするのです。
人はもっとたくさん来て頂くことができたかもしれません。
でもその人たちの中に『自分たちが望む方・ターゲットとしている方』が
少なければ目指す目的に到達する事は難しいでしょうね。
今回は商業施設やそれに準ずるお店などでのPOPUPの打診が
目的でしたが全員の方が着物に興味があるわけではないのですから
商品ありきではなくお店の成り立ちやコンセプトを聞いて頂いた上で
着物の話に入れたのは正解だったと思います。
そして、POPUPの打診を頂いた所などとお話をさせて頂き
時期や期間などを協議して詰めていった結果、
大塚呉服店初のPOPUP開催場所としてお受けする事になったのが
「新宿ルミネ2 POPUPステージ」
だったわけですが、
そのお話はまた次回に。
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