着物屋をやっています

兵庫県の着物屋 有限会社みさ和の2代目がつらつらと商いに関係ある事ない事書いています

今日も京都でありがとう

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本日はー京都ー!

いい天気ですー!

つーか、アツいくらい。

ここは京都商業地のほぼ中心地「四条烏丸」。

(しじょうからすまと読みます) 

 

この南北に走る「烏丸通り」と

一本から2本西の「室町通り」は着物の卸業者などが多数ひしめきあっており

我々着物を取り扱うものにとっては一つの都市の問屋街というよりは

業界全体の現状を映す鏡のようなエリアなのです。

 

私の一番古い記憶として5歳ほどの頃、

月の初めに恒例として行われている売り出しに父に連れてきてもらった

この室町エリアはそれはそれは賑やかで

お店の軒先にはカラフルなのぼりや横断幕が下げられ

ものすごい数の車や人が行き来するまるでお祭りが行われているような場所でした。

 

それから数十年後の現在、残念ながら

通りのビルなどはマンションやホテルなどに変わっていたり

駐車場になっていたりとその頃の賑わいの姿からは考えられないほど

の寂しい姿になっているのが現実です。

 

そんな中、本日京都へ訪れたのは

現在当社と着物関係でお付き合いのある

老舗企業の周年記念パーティー的なイベントがあるからなのです。

 

創業より重ねた年数 、

 

3 0 0 年

 

すごいですねー!

 

(ちなみに、いつもお世話になっております

 『中川政七商店』さんも今年で300年です!)

中川政七商店 | 300周年記念特集

 

余談ですが、

現在日本には100年以上の社歴を持つ会社

いわゆる『老舗』が何社あるかご存じでしょうか?

 

 

正解は

 

 

まさかの

 

 

26,000社です。

 

 

創業200年以上が

 

1,200社

 

創業300年以上が

 

600社

 

創業400年以上が

 

190社

 

創業500年以上が

 

40社 

 

 

と、規模の大小こそあれ

予想を超える数の老舗企業がこの日本には存在しているのです。

一説によると全世界の創業200年以上の社歴を持つ会社のうちの

約4割が日本にあるそうなのです。

 

その理由は国民性や価値観の共有や徒弟制度などともいわれていますが

それだけ何代にも渡って受け継がれる「思い」や「柔軟性」が

老舗企業にはあったという事なのかもしれません。

その歴史の中には途中途中で業界の危機や社内での揉め事など

たくさんあったと思います。

その度に真面目に事象と向き合い、変化をおこし、

時にはその姿を変えながら次の世代にバトンを渡して繋いでいったのでしょう。

 

現在、着物の業界は約30数年前の市場規模をピークに、

毎年右肩下がりに減少しているのが当たり前になってしまっています。

上記のような老舗などは長い社歴の中

このようなシーンも多々あったのかもしれません。

でもその都度解決策を

みんなで考え、工夫を凝らし、実際の行動に移し乗り切ってきたのでしょう。

 

短いスパンで見れば着物業界の将来は暗く見えるかもしれませんが

まだまだ考えていない事やっていない事

様々な仕組みの改変や工夫

そしてなにより実際に行動を起こしてその後にフィードバックを行い

次の行動につなげていく事

 

市場が爆発的に元の規模まで回復する事は難しいかもしれませんが

現在の規模でも価値のある業界にして次の世代に渡す事はまだまだ十分に出来るはず。

それは今我々現役の世代の役割ですからね。

 

希望を持ちながら頑張りたいと思います。

 

小泉株式会社さま

 

ならびに

 

京都小泉株式会社さま

 

素敵な周年パーティーでした。

本当にありがとうございました。

 

 

あ、ちなみに当社は40年です。

楽しく続けられるようにがんばりまーす!

 

 

以上です!!

 

 

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