着物屋をやっています

兵庫県の着物屋 有限会社みさ和の2代目がつらつらと商いに関係ある事ない事書いています

職人てスゲーと思います

みなさまおはようございます。

オオツカです。

 

6月30日。

今日で早くも一年の折り返し。

前半戦最終日です。

「ぬぅ。早いワァ」と思う人、

「夏、はよ、来い!」と思う人、

「カレーは飲み物ですよ」と思う人など

様々ですが今日も一日楽しみましょう。

 

さて、そんな私は本日は棚卸をおこないにこれから出掛けます。

ハンディースキャナーを持ってスタッフ皆とバーコードをピッピ、ピッピ。

で、今日行くお店は高級呉服も取り扱いしているので

様々な店頭的な加工、技法施されている商品や既に作家の方が亡くなられている

レアな着物までいろんなものを見る訳なのです。

そういった希少なものや一枚の着物たくさんの職人さんが関わっているわけ

ですので価格的には高価なものとなるのです。

 

で、今日見た動画をご紹介。

 


The Art of Shoe Making - YouTube

 

創業から175年のイギリスの老舗革靴店“ピスポーク靴店”の

「Foster & Son」というお店でお客さま一人一人にあわせて製作を

する様子を3分の映像にまとめたものです。

(ちなみに動画で登場する女性は日本人の方で、実際にこのお店の

 ロンドン店で靴職人として働いている松田笑子さんです)

この映像は英語での解説やテロップが入ったりする事はなく

どの国の人が見てもなんとなく分かるように作られています。

 

淡々と1つのオーダーの靴が採寸から「ラスト」といわれる木型を削り

それを元に革の型紙を作り革をカット、調整、法制を行ないます。

お客様の足にぴったりあう靴がどのようにして出来上がって行くのかが

見れます。

 

オーダーメイドの為価格は上下するようなのですが、動画の靴では

445ポンド(85,000円くらい)のようですね。

 

これが高いかどうかというのは「知っている人」なら安い、妥当と

思われるかも知れませんが、たくさんの商品の中にポンっと置いてある

だけではブランドも製法も知らない人からすると「高!!無理!!」で

終了するでしょうね。

 

着物はもっと高いものも多いですし。

 

われわれ着物のお店は「知っている人」向けに販売をする事が多いです。

しかも、一枚の着物を商品として仕上げるまでは各製作行程が分業に

なっているものが多く何社も行き来する事はあまり知られていません。

(もちろんそうでないものもありますよ)

 

メーカーが動画を作れといっているのではなくてそれを分かりやすく、

表現をする事というのも大切な事なんじゃないかなあと思ったりもします。

 

もっと知って頂く為に伝え方も様々変える必要があるはずで、

出来上がった着物をモデルが着てファッションショーをする。

アピールする方法の1つではありますが、結構多用の気が……。

これって着物の価格が高い説明にはなっていない気もしますね。

 

お客さまに対していろんな“伝え方”を考えたいものですね。

もちろん実践しないとね。です。

 

と言っている間に時間が差し迫って参りましたので、

投げっぱなしで失礼致します。急がなくちゃ!

 

本日も最後まで読んで頂きましてありがとうございます。