外国人が買っていくお土産の話。
みなさまこんばんは。
オオツカです。
いや、しかし最近すごいのですよ。
外国人観光客の数が。
特に京都ですね。
大塚呉服店の京都店は
京都東山地区のこの場所にありまして、
北に「知恩院」「八坂神社」、
南に「清水寺」
すぐ近隣には「高台寺」「圓徳院」
お店のすぐ上がこれですから
まあしかし、連日わっさわさと観光をされに来られています。
場所によっては日本語よりも外国語を聞く方が多いかも。
私の体感的には急増したイメージがあります。
今日はデータ系多し。そんなお話。
もちろんいろいろな要因（国外での日本招致活動、ビザ免除、円安などなど）
があるのでしょうが。
解説：日経WEB版より
過去12年のグラフです。
昨年、一昨年から急激に増加傾向にあり
2020年の東京オリンピック時には2000万人、
その後10年以内に3000万人に増やすことが目標なのだとか。
で、我々のように着物を取り扱いをしておりますと
異業種の方やそういう事にご興味のあるお客さまに
よく聞かれる事があります。
『外国人観光客の人って着物を買っていくんですか？』
えっと、まず結論から申し上げておきますと
以前よりお買い上げになる方が増えてきました。
とお答えすると、「へー」とびっくりされます。
で、次の質問になるケースが多いですね。
①『でも、着物って高いですよね？お金持ちの方？』
②『それってインテリアで飾るとかですか？』
①についてはたとえば浴衣などのカジュアルな着物が多く、
②についてはほとんどの方がお土産や自身で「着用目的」で
購入されるケースが多いです。
次に、ひとくくりに外国人観光客といっても
どの国の人がどんなものを購入しているのか ふと思いましたので
調べてみましたよ。
出典データ：日本政府観光局
訪日数、ベストスリーが
一位「台湾」、二位「韓国」、三位「中国」
とまあイメージはなんとなくわかる３カ国ですが、
「一人当たり買い物消費額」や「アイテム別購入金額」が
私の予想と違っていました。
こういうのも面白いですね。
お時間やご興味あれば上記記事を是非。
項目の中に「和服」とありますように、
（一応集計の対象カテゴリーになっているんだ！と感動しましたが）
一つの日本というものを象徴するアイテムという事で
外国人の方から見ると非常に“わかりやすい”ものと認識されており
いわゆる日本的ファッションとしてお買い求めになるようです。
当ブログでも以前取り上げましたが、
先日もユニクロが５年ぶりに浴衣をリバイバル販売をし話題となりました。
実は日本発売後、世界14カ国に向けて順次販売をしています。
なんだそりゃ、どうやって着付けするんだよ。
という方の為に動画を作成しています。
日本語解説なし。短め。
浴衣、帯それぞれが一人で着用できるように。
果たしてユニクロ浴衣がどれだけ支持されて
海外で外国人に販売できたのかはわかりません。
日本でお買い上げの着物がどのような形で実際着用されているのかは
わかりません。
が、これって結構チャンスなんじゃないかと個人的には思っています。
極論を言いますが、
『外国人でも一人で着られる着物の開発』が出来れば
全く着物を着用した事のない日本人でも着用が出来ますし
注目も集まりやすいでしょうし、
再度、着物を日本国内で需要の喚起を起こし
日常着やファッション一つとして日本人に選択肢に入るんじゃないかなー。
とか、
独り言をつい言ってしまいます。
もちろん正式な古式な『着物』との差別化、区別化や
奇抜になりすぎない各種部位の機構やデザインは必須と思いますが。
いろいろと業界で考えてみたり試行錯誤するいいチャンスの時期
なのではないのかなど。
こういう事言うとですね
いろいろ怒られる方も中にはいらっしゃいまして
つい遠慮してしまいますね。
ブログ書いちゃいますけど（笑）。
あくまで私が思っただけの事ですので
不快に思われた方はスルーしていただければ。
もちろん単純にオリンピックがあるから、
今外国人観光客が多いからなど
流行りに乗せたり、なにかのブームに乗っかったりなど
一過性のものだけを考えるのは論外ですがね。
しっかりとした施策を考え実行する人や企業が出て来れば
面白くなるかもしれませんね。
私もなにか考えたり行動をしていきたいと思いますが、
いかんせん勉強がたりない部分が多くて
勉強と同時進行になりそうですがまずは動いていかなければなと。
面白い案などありましたら是非教えていただきたいなと思います。
（ちなみにすでに仕立て、加工などで工夫をされているところは
いくつか存在しています。念のため。
要はそれをより進化させてわかりやすくできないか。です。）
という事で、
私は明日から九州へ勉強へ行って参ります。
大切な仲間とも会いながら刺激しあってきます。
とりとめもありませんがこのあたりで。
本日も最後までお読み頂きまして誠にありがとうございます。
