たかが焼きそば…… されど………
世の中には自分自身が理解出来ないような事でも人気なもの、
常識ではちょっと考えられないようなムーブメント、
全然知らないけれど超盛り上がっているコミュニティなど
そんな事は当たり前のようにその辺にゴロゴロと落ちているのです。
ある人にとってはかけがえのない輝きを見せる事柄であっても
ある人にとっては意味が分からずなぜその選択をしたのか理解に苦しむことも。
ええ。
写真で既に出オチなのですが
またまたまたやるそうですよあの会社のあの商品。
明星 一平ちゃん
夜店の焼そば チョコソース
謎チョコキューブ入り
な ん だ よ 謎 っ て
味のレビューは上記サイトからどうぞ。
正直このシリーズ私にとっては
『悪ふざけ』の一環に見えてしまってあまりいい印象がないんですね。
食べ物で遊ぶなと。そんな感じ。
(無論開発者は遊んでなんてないんでしょうが……)
ということでどんな会社でこの商品の経緯などどんなものがあるのか
ちょっと興味が湧いて調べて見ましたよ。
創業 66年
社員数 612名
売上高 438億円(2014年度)
2007年に日清食品と経営統合・完全子会社化
へー。
知りませんでした。
一平ちゃん夜店の焼きそばシリーズは1995年発売開始
焼きそばシリーズ開発のきっかけは東京出身の社員が
大阪出張の際に焼きそばにマヨネーズを投入していたのを見て
「ええええええ!!!!」とびっくりすると同時に
『これだあああああああ!!!!!』
と思ったことがきっかけだとか。
関西ではお好み、焼きそば、たこ焼きにマヨネーズは当たり前なのですが
当時はビックリネタだったようですね。
そして、現在一平ちゃん夜店の焼きそばシリーズは
他社の『UFO』『ペヤング』などと並ぶヒット商品となり
その売り上げ高は100億円を超える
会社の大きな柱の一つとなっているようです。
で、なぜこのイロモノ焼きそばなのか
その理由が載っているインタビュー記事がありました。
筆者:「100回! それはスゴイですね!!
いやー、それなのに激マズとか言っちゃってすみません……」
中村氏:「いやいや。私も昔ならシュンとしていたんでしょうが、今は話題にならないことの方がツラいです。そういう意味では、毎月リリースしている新味の一平ちゃんの中では、断トツの反響をいただきました。もしかしたら明星食品全体でも、ここ数カ月で一番反響があったかもしれません」
中村氏:「わたしは新商品を開発する際、どんなに小さなことでいいから “NEW” であってほしいと思っています。これだけものがある時代ですから、全くの新製品は難しいとしても、新しさを追い求める姿勢は大切にしたいですね」
新しい味の一平ちゃんは毎月1つは出ているようです。
そして売り上げの9割はレギュラー味の3種で構成されているのだとか。
こんなのとか
面白かったのは上記記事中にも出てきますが、
味と売り上げは比例しないという事
今までに出た全味の中で一番美味しさとこだわりを持って製作した
グリーンカレー味が最も売り上げ的に悪かったそうです。
そして、その逆がチョコやショートケーキとか。
もはや美味しさというのは他社のものと比べてもそう変わらない。
価格もしかりです。
小手先の製造方法やこだわりというよく分からないものではありません。
これからの時代違いが出せる部分としては、
会社それぞれの個性やお客さまへのアプローチの姿勢でしょう。
そしてもちろんPRですね(CM広告という意味では無く)。
そういう意味では一見イロモノ、激マズのこのシリーズも
一つの独自性を打ち出すもの、
話題性からSNSなどで拡散していくもの
と考えるとあながちただのおふざけという事ではないのは分かりました。
確かに明星食品の注目度はハンパ無かったですからね。
やりすぎは良くないとは思いますがアリなのかも知れません。
いずれにしましても
購入者も遊ばず食べてもらいたいと思う事と
近所のスーパーの
仕入れ担当者よ………
今度は発注数間違えるなよ………。
定価194円ですコチラ。
ガ ン バ !!!
終わり
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