ルール、少しづつ……変えよう……?
早くも10月に入り世間でも『衣替え』のシーズンとなりました。
半袖から長袖、夏物から秋物に
着物であれば夏物や単衣から袷(あわせ)に切り替わる時期ですね。
しかし、
あつーーーーい!!!!!
昨日まで九州に出張していましたがなめてんのかというレベルの猛暑でしたよ。
長袖なんて着てられるかい!と結局終始半袖で過ごしました。
その後兵庫もアツーーー!!
こんな状況の中着物を着ようとして
「袷の時期ですね袷を着ましょう」
ってお人によっては罰ゲームレベルのハードルな訳なのです。
普段着の着物などは単衣や浴衣に襟付き肌着や足袋などを使った
“秋浴衣”という着方などで対処できるとしてもですね、
いわゆる正式な場所や習い事、目上の方がいらっしゃる所などでは
『ルール』として決まっているのでそれに合わせた着物を着るべしと
暗黙の了解の状態が続いていたりします。
イベントの主催者も汗ダラダラ、
参加する人たちもあっついアッツイ。
って、誰も得しないそんな状況なのです。
さて、ここで観測史から見てみた各年の気温の移り変わりを見てみましょう。
気象庁の観測、「日平均気温月別一覧表」です。
地域は姫路で設定してみましたよ。
(観測開始1948年〜)
例えば10月を見てみましょう。
1948年(68年前) → 17.1℃
1966年(50年前) → 16.7℃
1986年(30年前) → 15.2℃
2006年(10年前) → 18.9℃
2016年(今年) → 22.7℃(2日間のみ)
上がってはいますがそこまででもないような……と思われるなかれ
これはあくまで平均値であるという所と1日の暑さのピークは
確実に高くなってきているんです。
「100年も生きているわけではないし、子供の頃の温度など覚えていないけれど、少しは上昇してるかもしれないなあ」という感はあったが、いざ実際に温度の上昇ぶりを確認すると、改めて驚かされる。もちろんこれは単純に気温そのものの全体的な上昇によるものだけでなく、東京(千代田区大手町 東京管区気象台。以下地名は各地名における気象台を指す)周辺の開発進行に伴い、ヒートアイランド現象が影響力を強めたものも多分に考えられる。どれか一つの要因のみでなく、複数の要因が積み重なった結果に違いないが、ともあれ東京ではこの130年あまりの間に夏は平均で2度強、冬は約4度ほど平均気温が上昇していることになる。
(上記リンクより)
つまり、気温は平均して高くなってきていますし
都市部など建物が密集していたりアスファルトの舗装が完備されているエリアは
さらにヒートアイランド現象(ヒートアイランド - Wikipedia)やエアコンの排熱など
環境は昔とはまるで変わってきているのですよね。
それが原因とされるようなゲリラ豪雨や異常気象などもあり。
というわけでですね、
現代の状況に合わせて
変えるところは変えよう!
伝統的服飾的習慣や
当たり前とされているようなルール!!
実際に着物を着られている方々のデータをとって
業界が提案して定着させないと変わらないと思いますなー。
と、エアコンなしの自室で汗をかきながらブログを書いている
オオツカなのでありました。
ホントエアコン考えた人、ありがとうございます。
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