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着物屋をやっています

兵庫県の着物屋 有限会社みさ和の2代目がつらつらと商いに関係ある事ない事書いています

なぜ大塚呉服店なのか? 2           「モノ売りの限界」

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我々小売業は「モノ」を

いろんなところから仕入れてきて

「モノ」を加工や工作などせず

ほぼ、そのままお客さまに販売をしています。

 

 

 

『OEM』『ODM』

 

仲の良い同・異業種などと共同で催す

イベントや制作するオリジナル品などを品揃えとして持っておく

いわゆる、

 

同業他社と自社の  差 別 化

 

というものを図るべきと考えがちです。

 

あとは、

 

「商品の価格」「サービスの付加」

「デザイン」「素材」

 

などでしょうか?

 

いずれにせよ商品の品揃えや打ち出し方が

自社の生命線だと考えるようになります。

 

 

「どこにもないような商品を揃えていれば売れる」

 

「他社に比べれば値引き価格やサービスではウチが勝っている」

 

「広告や宣伝を強化すればお客さまはたくさん来てくれる」

 

「希少な材料や技術や職人が手間隙かけていいものを作ればきっと!」

 

 

同様の業種も多いと思いますが着物業界は

ずっとこのような形でやってきました。

 

それでもかつては約2兆円という大型の市場を誇っておりましたが

30数年が経ち現在は3000億弱という規模にまで急速に縮小しました。

業界は「着物ばなれ」や「不景気」が原因といっています。

人によっては「日本人が日本の心を失った」とまで。

 

もちろん着物は他のものに比べ非常に高価なものが多い業界です。

景況によって左右される事も事実だと思います。

その他着付けやメンテナンスなど他にはない部分もあるでしょう。

 

しかし、私は主たる原因はそこではないと考えます。

 

「モノ売りの限界」 

 

これがとっくに来ていたのだと。

 

着物は婚礼や式事には必要なモノ。

普段の着物も持つこと、着る事が豊かさの象徴。

という時代からとっくに変わっているのに

全然業界が変われていないという事です。

 

(念のため申し上げておきますがこれは当社もまだまだ

 変わり切れておらず、のたうちまわりながら変わろうと

 行動を少しずつしているいう現状です)

 

モノのスペックを語っているだけでは

時代が変わったり、

環境が変わったりすれば

あっという間にお払い箱になってしまう。

 

そんなことないよ。

着物は必要だよ。

なくならないよ。

と言っているそこの業界のアナタ。

 

今、私のブログを読んで頂いているのは、

スマートフォンかパソコンですよね?

タブレットなんかもあるか。

 

かつて必需品としてあった

 

『公衆電話』

 

という通信機器最近使われましたか?

 

なんですって?

久しく使ってない?

どうして?

昔はあんなによく使ってて便利で防犯にも役立っていたのに……。

 

「携帯電話があるから」

「小銭が必要で割高な感じがするから」

「テレホンカード(懐かしい)が売ってないから」

「数が少なくなったから」

 

これ着物に置き換えるとこうなります。

 

「洋服があるから」

「高くて割高な感じがするから」

「着るために必要な方法やアイテムが分からないから」

「どこで見れるか買えるか分からないから」

 

 

伝わるかどうかわかりませんが、

一般のお客さまからすればこういう部分もあるという実例です。

あなたももう携帯電話を持たないとかパソコンを使わないとか

考えられないでしょ?

 

 

着物を着るとこんな楽しい『体験』が出来る

 

着物は色々とたくさんハードルがあるけれど

それを乗り越えて着てみたいと思わせる『価値』がある

 

 着物を通じて集まれる楽しいコミュニティがある

 

 

これを提案し続ける必要が今まさにあるわけです。

 

もしかすると公衆電話の価値というものを

分かりやすくしたり発信し続けていれば携帯電話とは

違ったメリットのある街中のスポットや文化になっていたのかも

しれませんね。

 

着物業界として幸いなことに、

 

浴衣市場、

観光地や写真館などのレンタル着物

 

は活況なようです。

なぜなのか?

そこにヒントがあるような気がします。 

 着物のモノやスペックを超えた『体験』や『価値』が

お客さまに伝わっているということかもしれませんね。

(あくまで今現在は、ですが。)

 

商品そのものの価値やスペックばかりではなく

それをお使い頂いて、他では得られない感動をお届け出来る。

 

だから、いろんな障害があっても着物を着たい。

 

あなたから買いたい。

 

 

そう思っていただけるような、

そんな発信が出来るようになりたいのです。

 

 

 

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