では、君は手放せるかね？継げるかね？
「どうですか？ みなさん！！」
買い物を一度もした事がなくても、
そんなにテレビや広告を見る事がなくても、
一度は目にしたことがある
一度は聞いたことがある
このフレーズやこの甲高い声、
商品のキーワードのたびについつい見てしまう。
そう、夢の
ジャパネット たかた
通販会社の創業者でもあり、
会社の看板ともいえるTV商品紹介のメイン出演者、
チラシ折り込みなどのキャラクターとして出演・顔出しを行い
「この会社といえばこの人」
と全国的にも知名度が高く完全にイメージが定着してしまって
いるような気がします。
ちなみに「高田社長」は実は、
今年初めの２０１５年１月１６日付けで社長業を
長男の旭人氏に譲っており自身は経営の一線から退いています。
その際に自社のコーポレートロゴも、
から
「Japanet TAKATA」
と英語表記に変更となっています。
そうはいっても現在テレビに出ているというのは、
社長業や役員としての出演ではなく、
という個人で出演されています。
（その為の個人事務所も別で立ちあげられました）
そんな中、ここ ２、３日前から賑わせているニュースはこちら。
「引退」です。
はい。
「テレビ出演・全役職 引退」
このニュースを聞いて様々な意見がネットで飛び交っています。
「ジャパネット今後大丈夫？」
「高田社長のTV出演がウリの会社なんじゃないの？」
「後継者はTVに出ないの？」
「あの声出るの？」
もっと失礼なのも多いのですが概ねこのような感じ。
やはり一番多かったのは、
「商品に付加価値を付けてきたあのプレゼンを捨ててしまっては、
今後同じように商品を販売していく事は難しいのではないか？」
という意見。
実際、TVやラジオ通販において出演者は約１０名いらっしゃるそうです。
中でも高田元社長が出演される商品というのは他の方に比べ、
その売り上げは４割前後変わってくるそうです。
その看板スターがなくなるわけですから
こちらの会社員でなくとも興味が出るのは当然の事なのかもしれません。
このような構成や規模、歴史がある会社です。
上記にもありましたが
後継者の旭人氏は昨年交代した際、
「自身はTV出演をしない」
事を名言されています。
理由はいろんな事があるのだと思います。
いろんな事を分かった上でそうされるんだろうと。
私も桁がはるかに違う小さな２代目後継者ですが、
共感できる部分は非常にたくさんあります。
その中でも特に感じる部分。
ひとつ
先代が偉大であればあるほど後継者は
自分で出来る方法を考えて実践しなければならない
ふたつ
過去の実績や栄光に固執せず
変化する世情に柔軟に対応出来なければ
会社はあっという間に滅ぶ
みっつ
正解なんてない
まずやってみるだけ
その上で修正する
なのかもしれないと思います。
“今までやってきた事が明日から突然通用しなくなる”
そんな事、現在は日常茶飯事です。
リーマンショックだって、
大型災害だって、
法政・法令などの前提条件変更だって、
いつなんどきあるものか分かりません。
現状のままでよしとする方が、
現代では不安要素なのかもしれません。
実際ここ数年のAmazonなどを見ていると
特にそう思うのです。
私も現在不安一杯一杯で
毎日手探りしながらおそるおそるの仕事をしています。
先代に比べてできてない部分なんてすごく多い事だと思います。
でも、人からなんて言われても最終的には自分で責任を取る事ですから
お客様が楽しく
従業員が楽しく
そして何より自分自身が楽しい
そんな会社にしていきたいと思うのです。
ジャパネットたかたの宣伝で今後、
あの『ハイトーン』ボイスが聞けなくなるというのは
非常に寂しい事ではありますがこれもひとつの時代という事なのでしょう。
普通はあの規模の会社（しかも非上場・無借金）を
スパッと退任出来る人なんてそうそういないと思いますし、
その後を自分のできるように変化させて継ごうとされる後継者の方は
それぞれなんて勇気があるんだと感動すらしてしまいます。
今後是非頑張っていただきたいと思いますし
勉強をさせてもらいたい注目企業と思っています。
なんかぬるい事であれこれと悩んでいる自分が
アホらしくもなりましたが、これもまた自分の個性として
よしとしましょう。
そんな若干病み上がりの日曜の朝。
でした。
以上でーす。
あ、オマケでーす。
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