着物屋をやっています

兵庫県の着物屋 有限会社みさ和の2代目がつらつらと商いに関係ある事ない事書いています

大塚呉服店物語⑮

 

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みなさまこんばんは。

オオツカです。

 

ようやくと申しますか、

この回入れてラスト2回です。

長い事長い事引っ張って引っ張って。

 

もともとはブログを書いている事を知って頂いたお客様が

「大塚呉服店」がどうやって出来たのか?

というご質問からはじまったこのシリーズです。

 

この物語が終わる前に軽くネタばらしをしておきますと、

実は今回のお店を作るに当たってのミーティングは

全て録音をしておりました。

(もちろん参加いただいた方は知ってますよ!)

お店が出来た後に、

「あの録音って怖かったよね」って話を聞きました(笑)。

みなさまその節は大変失礼致しました。

別にあの時こう言ってましたよね!って詰め寄るつもりはなかったんです。

スイマセン。

 

私にとっては毎度のミーティングが自分にとって「非常に重要なセミナー」のようで

勘の悪い私が繰り返し聴く事でやっと自分の物になる。

という事で車の移動中やなにかの合間に聴き直しをしたりしながら、

今何のためにどう動いているのかと確認をして自分に落とし込みをしておりました。

 

そして、この物語を書くにあたっても

飛ばし飛ばしではありますが再度聞き直し確認しました。

で、お店造りを行うにあたって、

印象に残ったフレーズをほぼそのまま書かせて頂きました。

(多少のフェイクはいれてありますが)

 

という事でいよいよ大詰めの続きに参ります。

 

 

「さあ、レセプションどうしようねえ」 

 

 

はい? 

れせぷしょん?

ですか?

 

 

え。

そういうのって大企業とか外資系の企業が、

有名人とメディア呼んでやるようなヤツじゃないんですか?

なんかすごそうなイメージが………。

 

「そんなことないよ。

 要は、“お店を作るにあたってお世話になった人”や

 “これからお世話になる人”に感謝と

 お知らせをするっていうイベントだから、

 気負わずしっかりと準備してやりましょう。

 オープン日の前日がいいかな?」

 

と、中川さん山田さん。

 

はい。

そういうもんですか………。

しかし、何をどうしたら良いものか……。

でんでんわかりません。

 

山田さんが、

 

「関くん知り合い、いない?飲食系。京都で。」

 

と質問すると、

 

「うーん。いますね。ちょっと待ってくだい。」

 

関さんその場で即電話。

 

「うん。はい。多分大丈夫です。」

 

この時は

5分で粗めの段取り決まりました(笑)。

早かったなー。

 

「広さも限界があるし、京都らしさも考えるとこの人かなーと。」

 

で、ご紹介を頂きました。

(現在はA WOMBさん現在は店舗を移転されています!ご注意!!)

 

 当日お越し頂けるであろうゲストの数や、食事、ドリンクの打ち合わせなど

お店をオープンする際には今までほとんど考えた事がない打ち合わせを

この場で行いました。

えー、そんな事までーと。

 

打ち合わせ終わりの頃、

 

「レセプションってたしかに費用と手間は掛かりますけどね、」

 

はい。

 

「後々お店のオープンを思い出して出発点に立ち帰るきっかけになったり、

 この時の出会いやメディアの露出というものが思いもよらない時や相手に

  発展したりするかもしれませんから」

 

うーん。そんなもんですか。

 

「しっかりプレスリリースもしてお店の存在もアピールする事って

 ホント大事ですからね。ここをおろそかにするとダメですからね」

 

その後、関さんにはデザートの甘味をどうするか?

までガッツリと打ち合わせをする事となり、

京都甘味試食の旅ツアーも行われました。

 

その後様々検討し、レセプションの内容の決定をなんとかする事が出来ました。

 

結構ギリギリまで。

 

そして、グランドオープン前日に

「大塚呉服店」のオープニングレセプションが行われました。

軽くその様子を当時の宇治田さんのブログから。

 

 

ちなみに「AWOMB (あうーむ)」さん

現在さらにすごいお店となっており行列のできる市内屈指の

お店となっています。

夜は予約できますので必須です!

お昼は並んでください(笑)。

 

 

 レセプション当日はお陰様で約150〜200名ほどの身内含め、

お客様にお越しいただく事が出来ました。

 

私も久々に紋付を着たり中川さんはじめみなさんも

着物を着て頂いて楽しんでいただけたかと思います。

(あ、フジテレビの取材も終始ガッツリ入っていました)

 

この日の事は今でもよく覚えていて、

いろいろと大変だと思いながらブランドを立ち上げた事や、

壁にぶつかった時などに思い返す「リスタートの思い出」となっています。

 

レセプション終わりの際に少しだけご挨拶をさせて頂きました。

拙いスピーチの中、最後の一言だけ。

 

「いろんな人に支えられて、

 いろんな事がありましたが、

 みなさまのお陰でお店が出来上がりました。

 

 私はここをいいお店にしたいと思います。」

 

 

さあ、明日はオープンです。

 

 

本日も最後までお読み頂きまして誠にありがとうございます。

 

次回は最終回です。

 

 

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