着物屋をやっています

兵庫県の着物屋 有限会社みさ和の2代目がつらつらと商いに関係ある事ない事書いています

お客さまが欲しくなったその時に思い出していただきたい

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みなさまこんばんは。

オオツカです。

 

昨日はさる理由から久しぶりに自分で自分専用ご飯を

作っていました。(主にダ◯◯◯◯目的)

いいですね。

疲れていても料理は楽しいのです。

 

で、作っていながらふと「まな板」を見て思ったのですが、

 結構長く使ってるなコレ。と。

 

我が家は昔、檜の物を使っていたのですが若干反ってきたり、

カビ的な黒ずみが出てきたりと(私の手入れが悪いのですが)なって

プラスチック製のものに変えました。滑り止めのゴム付き。

それぞれにいいところと悪いところはあるわけですが変えてから

もう5年以上は使っているような。

 

それぞれメリット・デメリットはあるわけです。

 

『木』

 

メリット :包丁の刃あたりがよく音がいい

      食材がすべらない

      香りがよく、水はけもいい

デメリット:反る事がある

      カビがつきやすい

      割れ、欠けが起こる事がある

 

『プラスチック』

 

メリット :軽く、乾くのが早い

      カビが生えにくい

      カラフルな物が多くインテリアとして楽しめる

デメリット:滑りやすく食材が安定しない

      包丁が刃こぼれしやすい

      切るときに音がうるさい

 

 

時折、漂白や除菌を行って衛生面を保つようにしていますし、

反りや膨らみなどもプラスチックなので無いわけですから

まだまだ使えるわけなのですが、

先日私の知り合いのメーカーが作っているまな板が

人気すぎて予約をして数ヶ月待ちという商品だったのですが、

最近やっと安定して供給ができるようになったと聞きまして

俄然物欲メーターが上昇中なのです。

 

それがこちら。

先日の出張の際に現物を手にする機会があり、

「やっぱり包丁との相性は木だよな……刃こぼれの心配も無いし…」

とかまな板持ちながらぼーっと。

 

「欲しいなあ。よし。買おうかな。」

 

って思ったわけです。(まだ買って無いですよ)

 

まな板を買うタイミングっていつよ?って話なのですが、

これも人それだと思います。

 

たとえば、

 

引越しのタイミングで新しい家にあった物を買ったり

物自体が致命的なダメージが出来て必要性に駆られたり

今現在よりも便利、作業効率が良くなる物であったり

単純に普段使う物を変えて気分を変えたかったり

なにかの機会にプレゼントでもらったり

 

と理由は人によって様々です。

私が今使っているまな板にめちゃくちゃな不満があるわけではありませんし

大事にすればまだ使えそうではあります。

今回私が変えようかなと思った理由は、

 

以前から「機会があれば木の物に戻してみたいな」と思っていた事や

「タダフサさんの特許まな板が美しかったという事を覚えていた」からです。

そこに、『安定供給はじまりました』という情報を聞いて

一層欲しくなったという意識やイメージが強まったという事なのですね。

あ、買うならタダフサさんか中川さんで買います(笑)。

 

ここで思うわけなのです。

 

『お客さまの購買意識を持っていただいて自分たちで

 

       最終購入まで完全にコントロールするという事』 

 

これは不可能に近いと思います。

お客さまが自分たちが取り扱いをしている商品やサービスを

お客さま自身が、

 

“欲しい!”

 

と思うタイミングや理由は私と同じく人それぞれの事と思いますし、

そう思った時に自社をご利用頂けるかどうかというのは分かりませんよね。

でも、もしもそういったお客さまの需要を喚起できる状況になったとしたら

自社の事を思い出して頂ける為に何ができているかという事が重要になります。

 

それが、

 

①『伝える内容を商品のスペックや価格差ではなく“体験”にする』

 

 

②『継続して自社の中身を発信、伝え続ける事』

 

なのではないかなと思っています。

 

①いついてですが、

たとえば先ほどのタダフサさんのまな板をWEBで販売されている

紹介ページでお上手なところをご紹介

 

さすが「おくむら」さん。

(ココ、おすすめです。店主すごく素敵な方です。)

 

長々とではなく短い文章ながら

“台所で実際に使うシーン”をそれぞれ対比できる物と一緒に

紹介をしているのと、実際に使われてリアルな感想を書かれている

事が購入後自分の生活にどんな変化があるかのイメージを

持つ事が出来やすくなっています。

デメリットも一緒に紹介されているのも安心ポイントですね。

 

そして②については、

直接お客さまと触れる現場のスタッフからみた商品や業界の発信と

そこから少し離れた場所からの発信(弊社でいえば本部)が

それぞれ日々発信をし続け継続をし、お客さまに認識をして頂く。

そういった事が大事なのではないかと思います。

 

今回は私のリアル身の回り話で「まな板」にしましたが、

 

人が何かを買おうと思う瞬間というのは

 

“今使っている物がダメになったから”

 

“◯◯式があるから必要性にかられて”

 

というだけ購入をするという事ばかりではないという事を

再認識しました。

 

もっと楽しく。

もっと便利に。

自分がそれを利用するとその事自体が楽しく感じる。

 

弊社もそのような存在になれるように努力していきたいものです。

 

あ、ちなみに告知です。

以前ご紹介しましたが、

10月はじめに新潟、燕市でタダフサさんはじめイベントがあります。

 

開け、工場! 工場の祭典 - Factory Festival

 

超行きたい。調整中ですがどうか!?

 

 

本日も最後までお読みいただきましてありがとうございます。