着物屋をやっています

兵庫県の着物屋 有限会社みさ和の2代目がつらつらと商いに関係ある事ない事書いています

人によって好みはちがう。でもその前に。

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みなさまこんばんは。

オオツカです。

 

自分にとって良いもの好きなものでも

他人にとっては不快なものというものは

どこにでも様々なものであります。

 

たとえば、

 

自分が愛してやまない芸能人もある人にとっては

「えっ?キラーい。本気で言ってんの?ぷぷーーー」

という事もあるでしょう。

 

食べ物にしても、

肉こそ正義!熟成と焼き加減!!

と思っている人がいても、

「できれば食べたくない。肉の何が良いのか一切分からない。」

という人もいるでしょう。

 

このように好みというのは人によって千差万別。

 

その人のこれまで生きてきた環境や性格の違い、思想、観念によって

全く考え方や趣味嗜好、好みが同じ人間というのはいないわけですね。

 

先日聞いて興味深かった話は

現在、一緒に勉強中のエクスマ同期

日本デオドール株式会社の柿本社長(通称カッキー)のお話。

 

HPです

 

で、彼の先日のブログをご紹介です。

 

 

ちなみに悪臭については

 一応このような法律が日本では制定されているようです。

悪臭防止法 - Wikipedia

悪臭についての基準の法律。

 

でも、その逆の

「良いにおい」についての定義や考え方が

こんな事にになっているとは考えた事もありませんでした。

確かに。

人や場所やタイミングによって受け取り方も感じ方も同じ人でも全然変わってくる。

考えた事なかったなー。

 

 

夜の焼肉などの匂いは食欲やさまざまな感情を高ぶらせる

お店にとっては必殺の集客看板になり得るものです。

すごい食べたい。むしろ服や髪に匂いがついてでも

美味しいお肉を食べたいとなるのが普通ではないでしょうか?

しかし、それが常時匂いがする同居するビルのお店や住人の方

または時間帯が早朝などになった場合それは良い匂いではなく、

迷惑な香り。

つまり、「悪臭」と捉える人も出てくるという事です。

 

そういう意味では体につける香水などもそうかもしれません。

それ単体では良い香りなのですが付け過ぎたりすると

途端に悪臭へと変化してしまう。

そもそもその香水の種類が嫌いという人は

初対面からあまり良い印象を抱けないなどどうしょうもない場合もありますがね。

 

今回はたとえのお話で香りを例にあげました。

人の好みというのはこのように感じ方や受ける表面的な印象で

好き嫌いが変わってくるものなのです。

 

しかしながら、人間の面白いところはここからなのですね。

好きと思っていても急に嫌いになる事もあれば

嫌いと思っていても何かきっかけで大好きになる事もある。

という事です。

 

一つの例でウチの会社やお店で考えてみます。

私は商いとして着物を取り扱わせて頂いていますが正直これまで、

 

着物が大嫌い。という人はほとんど見た事はありません。

                    (ただ、実際いらっしゃいますが)

 

着物を着ないっていう人がほとんどなのです。

 

これを前提として考えた上で、

我々がターゲットにしているお客様の層やお店の仕組みや流れが

間違っていないかという事です。

 

「着物を着ない」→ なぜ? → 解決策

 

この「解決策」がこれまでずーーーーと間違っていたのではないかと。

もちろん今もです。

 

簡単に言うと、ターゲットがダダズレ。

とでも申しましょうか。(あえて詳しくは書きませんが)

まあ、ポイントがずれている事が多いんです。

 

その間違いを繰り返し繰り返し長年行うもんだから

お客様があきらめちゃった。愛想をつかせてしまった。

新しく入ろうとも思わなくなったというのが現状でしょうかね。

 

全部が高級路線・特質化・教養伝統で統一化されてきたこの世界が

朝一番の焼肉の匂いと同じように「迷惑な」「特に必要ない」

と現状になってしまった結果なのではないかなあと思ってもみるんですね。

 

確かに着物もそれぞれの対象としたお客さまやそのステージはあります。

その方々がこの価格を払ってでもその価値や楽しさが感じられるという事であれば

それが目の玉飛び出るほどの価格ものでも、

洋服と変わらない価格のものでも理解してご購入いただけると思います。

 

自分たちが伝えたい相手をはっきりとさせて、

価値あるものと発信をしてメリットを提示して、

洋服などでは体験できない着物の良さをどんどん見せていく。

楽しさを提案していく。

体験を提案していく。

そんな事が大事なのかなとふと思ったりしました。

 

 嫌いと思っていた香りでも、

使う量やその日のタイミングやTPO、表現の仕方などで

好きになって頂く可能性は十分にあります。

 

まだまだやれていない事が山のようにありますし、

好きになってもらうために自分を全部捨てる事はないとも思っています。

表現方法ですよね。

 

うーん。つまりですね。

私含め、あなたもちゃんとすれば良い匂いって言ってくれる人が増えるかもってことですよ。

って、私が一番頑張ります!

今日は以上です。

 

本日も最後までお読み頂きまして誠に有難うございました。 

 

 

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