好きこそモノのアレですよアレ。
みなさまこんばんは。
オオツカです。
…………。
あ。
あーーーーいいなあーーーーー。
今頃楽しいんだろなああああ。
新潟燕三条！！
昨日もお伝えしましたが、
ただいま現場は盛り上がっておるようです。
寒そうだけどね。
自分のスケジュール管理が悪いのですが、
ただいま各工場開放中で超楽しそうですよ。
明日は包丁工房タダフサのファクトリーショップの
オープニングレセプションも、
中川政七商店の中川社長、プロダクトデザインの柴田さん、
タダフサの曽根社長とトークライブありで新潟のスペシャル地酒ありって
行くしかないでしょう！フツー！！
なぜ私はここにいるんだ……。
という２日連続のネタは良いとして、
現在盛り上がっております。ガタニイ。
包丁や工業部品、研磨などの加工で有名な産地であり
様々な商品や加工、生産技術は世界的にも高く評価される
工場が多数ひしめいている地域です。
ですが、年々受注高の減少、後継者問題、職人の高齢化、ユーザーへの発信不足など
この地においても他と同様の問題点はありそれは年々進行しているのが現状です。
で、それを一気になんとかしちゃおうっていうのがこのイベントなのです。
普段閉鎖的、暗い感じのする工場（こうば）を期間限定で
街ごと開放しちゃおうぜという事です。
ついでに製作体験のワークショップも各所バスで巡れるよう
スケジューリングされているという細かさ。
この期間中に、
「新しい受注先が出来るかもしれない」
「将来の後継者、職人候補が見学に来るかもしれない」
「他の産地の職人、企業と交流できるかもしれない」
「異業種とのコラボや発信ができるかもしれない」
そんな地域ごと活性化のイベントなのです。
各市長もバンバン参加してます。
このイベントは本年で３回目となり、
今後さらなる盛り上がりを見せる事になると思います。
次回こそは都合をつけて参加したいなー。
で、そんなすごい参加会社の中でも一際個性的な会社がコチラ。
株式会社スノーピーク
さまざまなメディアにも紹介されていますし、
山井社長ご自身でも著書を出版。
非常に注目度が高く内容を知ると一度訪れてみたくなります。
こちらはアウトドア用品の製造販売を行っている会社です。
特徴はさまざまありますが一言で言うと、
「突き抜けたアウトドア、キャンプが好きで好きでたまらない人集団」
というところでしょうか。
まず、社長をはじめ社員は超がつくキャンプ好き。
本社社屋横に巨大なキャンプ場を作ってしまいました。（上記写真 HPより）
仕事終わりにキャンプする。
社長に至っては年間の内２ヶ月近くキャンプをされるそうです。
そんなアウトドア大好きっ子のメーカーですから作る製品も
自分達が満足して使う事ができる。自腹で買えるもの、
本当に欲しいと思えるようなものを作ろうとこだわりにこだわっています。
そのあたりを上手なおまとめご紹介。
なお、商品も使用の機能が損なわれた場合、
製品構造上の欠陥が原因の時は無料修理・交換の永久保証。
非常にデザインや使い勝手、耐久性が高いものが多い故に
価格は他社の同様の商品価格に比べて数割高めになっています。
しかしお客さまはスノーピークの指名買いが多いのだそうです。
私はアウトドアやキャンプなどはまだそんなに経験がなく、
製品を所有してもいませんがなんとなくその理由が分かります。
価格差も非常に重要な買い物の要素の一つではありますが
同じ買い物をするにしても自社の製品やサービスが
とことん好きな、自分の趣味を全力で受け止めてくれる会社やお店で
したいものですよね。
こちらの本社も是非足を運びたい場所の一つです。
さて、弊社大塚呉服店、WAKONブランドのお店では
基本的に着物を着てお客さまをお迎えしています。
（大塚呉服店はまったくの初心者の方が着物着用者だらけの
お店の場合ご来店いただく事を躊躇される場合が
ありますのであえて着物・洋服半分ずつのシフトにしています。）
そしてスタッフ達は着物が大好きで弊社に入社した人たちばかりです。
もともと呉服関係に勤めていた数名を除き、ほぼ全員初心者です。
しかしものの数ヶ月で自分で着物を着て、取り扱いの商品知識を
自ら勉強し吸収していきます。
手前味噌ですが、そのスピードの速い事。
やはり好きな事を教える人と好きな事を覚える人というのは
学習スピードやその質が早く、高いです。
さらに商品のセレクトも彼女ら自身で行います。
私はほぼ口出ししていません。（すると大体失敗する説）
自分たちがかわいい、素敵と思うもの
自分たちが使いたいと思うもの
自分のお給料で買いたいと思うもの
そんなものが本日もお店に並んでいます。
まだまだスノーピークさんとは比べるべくもありませんが、
徹底的に着物が好きでモノ作りも行い、
お客さまや着物ファンの方達になくてはならないお店と
ご支持いただくその日まで努力をしていく事と思っております。
あー新潟行きたかったー。
本日も最後までお読み頂きまして誠にありがとうございました。
