「一緒にして頑張る事はないんだよ」って若造に言われても困りますよねー。でもねー。前半戦
みなさまこんばんは。
オオツカです。
昨日はちょっと具合悪くて夜に記事を書けなかったんですが、
まずはクオリティ落とさずに100記事を目標に頑張たいと思います
ので今日も頑張ってブログアップアップ。(勝手に)
濃ゆい先週末を過ごしたおかげでちょっと面白そうな記事がいくつか書けたような
気がしていますが、ここのところちょーっと着物から離れすぎが多かった気が。
という事で今回は着物の業界について考えてみたいと思います。
たまにはマジメにね。
予めいっておくと今回も長いので日をまたいでの分割ですヨ。
ご存知ない方の為にですがお知らせしておきますと着物業界は、
1980年前後に約2兆円の市場規模だったといわれています。
それに対して2013年の市場規模は約3100億円です。
単純計算で85%OFF。全盛期がスゴすぎたのか、今が不甲斐ないのか分かりませんが。
さて、着物の業界では今「着物を着る人」をもっと増やそう!という
事で様々な動きを行なっています。
ファッションショーとか様々な会合とか、メーカー合同の展示会などなど。
その事自体はスゴくいい事と思いますし、どんどんやるべき!と思うんですが
そこで私ちょっと疑問に思う事があるんですよ。
最近の着物業界としての早急に行なうべきテーマといわれている
大きいものとしては以下の3つかと思います。
①昨今着物離れが激しいので新規に着物を着る人を増やそう
②作り手が今大変。(高齢化、後継者不足、低賃金、重労働)
技術の維持継続の為に着物を買ってもらえるように
もっと着物需要を増やそう、文化や教養を広めよう
③オリンピックがもうすぐ始まるのでそれまでに和の文化の為に着物を広めよう
私が思うだけかも知れませんが、こういう課題に対して
業界全体の動き、一部の有志の集まり、若手の職人・関係者などは
全部「一度に」解決しようとしているフシがあると見ています。
なんでかっていうと、こういった件については着物の全盛期から
今に至るまでずーーーーーっと提起しては、解決をしていこう、
やろう!やろう!と業界は言い続けているんです。30年以上ずっと。
で、その結果が現状と。
解決出来ていないんですね。なんででしょうかね?
(ちなみに私その期間中10年位は業界に関わっていますが)
私は今回の記事の中でより深い経済、経営、マーケティングの話をしようと
いうのではなくて作り手売り手それぞれのポジションにあった対策を考えて
自分たちの出来る事に集中しましょうよって事を考えたいんですね。
・高級品である着物の販売をもっと増やす。職人の技術も維持する。
・着物を着る新規のお客さまを増やす。着物ファンを創造する。
これらを一緒に考えてやっちゃおうとしているような気がします。
でも私思うんですが、この2つは全く次元が違う問題であり、
対策や解決方法も違うと思うんです。一緒に考えるから難しいのかと。
一言で言っちゃうと、
着物好きになってはじめました → 超高級品買います
ってならないから。すぐには。
お客さまの経済状態やハマる度合いにもよると思いますけど
たぶん数年から十数年かかりますよ。
あるいは親子何代にも渡るなじみの呉服屋さんがあるお家は話は違うかも
知れませんが。
でもその間にも産地が、職人が危ない!!って言ってる人が
新規の着物ファンを作る!って間違ってないんですが対策が違う気がするなー
って思ったりもします。
また、新規の着物ファンって言いますけど増やす為には問題点が多々ありますよね。
価格が高い、着付けが難しい、保管・メンテナンスが面倒、アイテムが多い
などなど。これは消費者や製造、流通の方共通で認識している問題です。
私不勉強なので、今度超詳しい方会うので聞いてまとめたいと思うんですが、
「 着物の定義 」って決まっているんですかね?
時代に合ってないって皆分かってるのに、今の着物の形を考えようというと
いろんなところから怒られたりご意見頂いたりするんですが、
じゃあ変えちゃいけない部分はなんなのか?がないとどうしようもないですよね?
色々制約があるけど誇りある民族衣装なので我慢して着なさい。
というのもそろそろ考えものかなと思ったりします。
知識も教養もない私ですが、産まれた時から側にある着物について
なんとかお役に立てればと思い仕事をしています。
ちょっと真面目に考えて業界のお役に立ちたいなと思っています。
(前日までのノリと振り幅ハンパないですが)
いろんな意見も頂けるかもしれませんので後半戦はもう少しまとめてから
更新出来ればと思います。
(知識のある方、すっごいきもの好きの方、業界の方などご意見頂ければ幸いです)
お笑いネタもバンバンいきますが。
今日も最後まで読んで頂きましてありがとうございます。