人生は決断の連続ですが確実な正解はないっていう話
どっちかといえば決断を迫られた際、
優柔不断かつ「あの時ああしておけばよかったのかな」と後悔する事が
しばしばある私は『エリクサー』を使えない側の人間なのかなーと思います
なんの話かというと、
年末に見たブログがグサッときてて心に残っているので
本日はそんな人生において選択や決断や行動や後悔のお話
こちらがそのブログ
少し長いのですが読んで見て下さいね
↓
以下ブログより抜粋:
健太郎君は中学生の時の友達で、僕の親友とも呼べる存在だった。
クラスで浮きがちだった僕と健太郎君はいつもゲームの話をしていたような
気がする。確かその時はスーパーファミコンで発売されていた
ファイナルファンタジーIIIに夢中だった。
(中略)
一心不乱にプレイをする健太郎君にそれを見守る僕、
すると健太郎君がふいに切り出した。
「俺さ、来年になったらまた引っ越すんだ」
彼の言葉に僕はどう答えていいのか分からず、適当に返事をした。
「へえ、またお父さんの都合か何か?」
彼は首を横に振った。
健太郎君はその理由をこう説明した。
なんでも、ある特殊な職業につくための学校に行くことを決意したというのだ。
「そ、そうなんだ」
僕は少なからず動揺した。それは彼がこの町からいなくなってしまうことに
ショックを受けたからではなかった。
彼が「決断した」ということがあまりにショックだったのだ。
同じ歳の少年が、ある職業になりたいと思い、その準備をすると決断する。
親元を離れ、街を出て知らない場所で生活していこうと決断する。
そんな決断ができる彼のことが異形の存在のように思えた。本当に人間じゃないのかもしれないと思ったほどだった。
(中略)
決断の男は淡々とファイナルファンタジーを進めていく。ちょうど強い中ボスと
対戦する場面にさしかかった。僕も苦戦したので良く知っている敵だ。
「こいつ強いぞ、落ち着いていけ」
そうアドバイスする。けれども、この中ボスをクリアしていた僕には何となく分かっていた。たぶん現在の彼のレベルではこいつを倒すことはできない。本来ならもうちょっとレベルを上げてから挑むべき敵なのだ。
「くっ、こいつ強い……!」
案の定、健太郎君は苦戦していた。みるみるとHPは減っていき、様々な魔法を繰り出すが次第にMPも枯渇していき何もできない状態に陥っていた。
ただ全滅を待つのみである。いよいよ絶体絶命となった時、彼はこう言った。
「まだいける!」
そう叫ぶとアイテムボックスを開き、あるアイテムを使うことを選択した。それは「エリクサー」と呼ばれるアイテムだった。
「ちょっと待て、貴様正気か!」
僕はついつい大きな声を上げてしまった。
エリクサーとはHPもMPも全回復してくれる物凄いアイテムである。
完全に救いの神的なアイテムだ。
もちろんこの場面で使えば、瀕死のキャラたちも蘇り、
また無尽蔵に魔法を使えるようになる。
ピンチの場面で使うべきアイテムだけど、
それ故にものすごく希少なアイテムなのだ。
アイテムショップで販売しているわけでもなく、そうそう宝箱からポコポコ出てくるわけでもなく、大抵序盤で1個だけひょんなことから入手できて、
あとはなかなか手に入らないレアな代物だ。
それをこんな場面で惜しげもなく使うなんて、気でも触れているのかと思った。
(中略)
結局、健太郎君はその直後に中ボスを倒した。
つまり、使わなくても対策して出直せば倒せた敵なのである。
なんともったいない。熱戦を終えて満足気な彼に食ってかかった。
「装備を整えて出直せばエリクサーを使わなくても倒せた。
使うべきではなかった」
僕の主張に彼は反論した。
「その性能から言ってエリクサーはピンチを脱するために作られたアイテムだ。
それをピンチで使わないのはおかしい」
「俺だってエリクサーがポンポン手に入るなら使っていく。
ただ、いつ手に入るか分からないものを気軽に使うべきではない。
使うべき時がくるまでとっておくべきだ」
「それでもピンチなら使う」
「じゃあ雑魚敵が相手でもピンチになったら使うのか」
「使う」
と完全に平行線で喧嘩みたいになってしまった。
最終的には「このエリクサー野郎!」「この保存野郎!」
みたいな意味不明の罵り合いを経た後、喧嘩別れすることになった。
世界広しといえどもエリクサーで親友を失ったのは僕だけではないだろうか。
去り際に、健太郎君が僕の背中に叩きつけた言葉が妙に印象的だった。
「お前はきっと永遠にエリクサーを使えない」
「使うわ!」
僕は使うべき場面が来たら躊躇なくエリクサーを使う。失礼なことを言うな。使うべき時は使う。ただあの中ボスは絶対にその時ではない。
(中略)
それからしばらく経って、
僕は喧嘩の原因となったファイナルファンタジー3をクリアした。
結局、最後までエリクサーを使うことはなかった。
あれだけ貴重だと思われたエリクサーも物語が進行して終盤になるに連れて結構な頻度で手に入るようになっていた。
僕のアイテムボックスにはエリクサーが溢れていた。じゃあ、バンバン使えばいいじゃん、と思うかもしれないが、そもそも終盤になるとそんなにピンチに陥ることもなく、さすがにラスボスで使うだろうと思ったけどそこまで追い込まれることもなく、普通にクリアできてしまった。
結局、「その時」は来なかったのだ。
僕は激しい自己嫌悪に陥った。
確かに僕はエリクサーを使わなかった。いや、使えなかったのだ。健太郎君が言った通りだったのだ。
ゲームしない人にとってはなんでそんなもんでと思われるかもしれませんが
すごくわかる
わかっちゃう
相当躊躇しちゃうんですエリクサー使用
これを人生に置き換えると
『エリクサー』使用 =
先が見えない状況での『決断』
こうでしょうか
上記ブログ内で抜粋の後にもありますが
決断して行動に移すのも正解
決断しないのもまた正解なのでしょう
どちらが確実なものという事はありませんが
私は是々非々で生きていきたいと感じました(笑)
「明日はきっといい事がある」「明日はきっと悪い事がある」
「次のステージ、先に進むために」「目の前の困難を回避するために」
自分の人生という物語の結末はどうなるかなんて誰にも分からないから
と、
なんか抜粋記事入れたら超長くなってしまったので中途半端ですがこの辺で
ちなみに私はファイナルファンタジー6こそ至高と思っております
終わり
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