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兵庫県の着物屋 有限会社みさ和の2代目がつらつらと商いに関係ある事ない事書いています

まもなくスタート 大塚呉服店2017年浴衣の巻

 

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                     写真は2016年版です

 

大塚呉服店のオリジナル浴衣が4月1日より

大塚呉服店・WAKON各店にて販売スタートします。

2017年度で 4期目となりますが毎年各店の店長やスタッフなどが

あれだこれだと考え抜いて色、柄、素材を決め商品化されます。

本年度もなかなかいい仕上がりとなっておりますのでご期待くださいね。

ちょっと今の肌寒さが残るシーズンでは早めかな?と思われますが

最近では各社さんともこのぐらいの時期から展開されているようです。

実際に浴衣を着るのは2〜3ヶ月後になるのですが

良いものは早いうちになくなるという例年のパターンにはご注意頂ければと。

 

さて、以前よりも街中で着物を着ている姿を見る事が多くなったと思いませんか?

 

レンタル店が増えた、SNSなどを介して連れ立って着る機会が出来たなど

いくつか理由はあるのですが一番目にする機会が多いというのが

「夏の時期の浴衣」です。

 

主には花火大会やお祭りをはじめとしたイベントなどでの

着用が多いのですがさらに旅行先や近場でのお出かけなども

コーディネートなど色々工夫され1シーズンで複数回着られる方も増えました。

 

着物は着なくても浴衣は着る。

そんな人は多いと思います。

そもそも浴衣は着物の一種で構造などは一般的な着物と変わりません。

主な違いといえば、

 

長襦袢など下着の上に肌着を着ずそのまま着る

・あくまでカジュアルの中のカジュアル

・足袋など履かず素足

 

などの違いでしょうか。

 

また浴衣の語源は『湯帷子(ゆかたびら)』といわれており、

平安時代に沐浴時に着ていたものが原型で(当時はお湯に浸かる習慣がなかった)

江戸時代より銭湯や木綿などの普及がすすんだ事もあり

湯上りに肌の水分を吸わせるガウン的な使い方が広がりました。

ですので本来は下着と同様の扱いとなりそのままで外に出るのは

はしたない行為とされていたそうです。

 

それが何故現代のようになったのかはこんなお話もあるので

ご興味あれば是非お読み頂ければと思います。

まさかのうちの本社がある姫路からなかなか面白いお話。

 


その遷座祭は1742年の6月22日と決まったのですが、あまりにも急すぎて参加したい町民の人たぢは、式服を用意することが出来ませんでした。

それを聞いた、お殿様は特別に式服でなくても参加をお許しになり、多くの人が浴衣で参加したといいます。

本来、きちんとした服装で遷座祭に参加せなばならないところ、お殿様のはからいで、浴衣でもOKとなったのです。

上記サイトより抜粋

 

浴衣は今や最も手軽に着れてアレンジなども

様々に楽しむことが可能な着物です。

もちろん昔と今とでは国家の体制や時代背景、ルールなど違いますが、

みんなが気軽に枠組みを取り払って着る事が出来れば

今よりも幾分かは“近い”存在になるのではないかと思います。

 

まあ、何が言いたいかと言いますと

 

 

 

今年は浴衣着ましょっか?

 

 

 

ね?

 

 

 

もちろん0から揃えなくても手持ちのものや小物などをチェンジして

久しぶりに浴衣でお出かけいかがですか?

 

今年も細かいルールだのカッチリした着付けだのなんだの

うるさいことは言わずに大塚呉服店&WAKONでは

とにかくおしゃれを打って参りたいと思いますので

4月1日から是非遊びにいらしてくださいませー。

 

 

おわり

 

 

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