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着物屋をやっています

兵庫県の着物屋 有限会社みさ和の2代目がつらつらと商いに関係ある事ない事書いています

「ジャズは現に、今、死につつある」        (きものー!着物もー!!)

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東京出張での帰りの新幹線を最終にして見に行ってきました。

 

映画「LA LA LAND」

 

オフィシャル予告動画


 

通常であれば私は100%見に行くことはないであろう

ミュージカル映画なのですが、(突然脈絡なく歌って踊り出すのがもう……)

これが一昨年どハマりしまくった

「セッション」

のデイミアン・チャゼル監督と言うのならば話は別。

 

セッションの予告動画です。

ご覧になってなければ是非見て下さい!


さて、本日はアカデミー賞の発表もあり残念ながら作品賞は逃してしまいましたが

6部門を受賞という素晴らしい結果の本作品。

見て来た翌日の感想としましては前評判通り、いえ、

 

スゴ過ぎワロタ

 

確実にあと数回観に行く事になると思います。

恋しますねこの映画に。

 

で、どの辺が凄いとか感動したとか面白かったとかは

公開数日にも関わらずプロから素人まで山のようにレビューが書かれており

私はそういうの書けないしネタバレもしないので映画の中で感じた

一部分だけをフォーカスしてお伝えしたいと思います。

 

ざっくりとそのシーンの解説をしますと

 

男性主人公(セバスチャン)はジャズピアニストです。

ジャズを愛し、古き良き伝統がなくなっていく事や

自分が好きだったお店が違う内容になっている事に対し心を痛めている青年。

 

そんな彼に女性主人公(ミア)はある会話の中で言います。

 

「私、ジャズって嫌いなのよね」

「地方のラジオで専門チャンネルがあってレストランとかのBGMでしょ」

 

とかいうもんだからジャズ超愛しているセバスチャンお怒り。

ちょっと説明するからとその後すぐジャズライブのお店に連れて行きます。

 

「ジャズをそうやって馬鹿にするやつらは実際にプレイを

 見て、聞いていないからそういう事を言うんだ」

 

「各楽器やパートが個々の演奏で曲を乗っ取っていく、

 それを代わる代わるアドリブでやっていく。

 だから毎回違う曲になる。それがジャズなんだ」

 

 「ジャズは現に、死につつある」

 

そう吐露します。

だから “自分でジャズの店を持つ” と。

 

そんな中、ある日古き良きジャズバーで自身が飛び入りピアニストとして

ピアノを演奏しているのを学生時代からの旧友(キース)に見られ、

自分がやっているバンドに来ないかと誘いを受けます。

色々あって自身が活躍する場を失っていたセバスチャンは

やっとジャズの演奏する場に立てると練習場所に臨むのですが

そのバンドの曲はエフェクター(特殊音響機器)などや電子キーボードなどを使った

いわゆる今風にアレンジされたものでした。

 

期待していたものと大きく違いガックリとくるのですが

その様子を見たキースは言います。

 

「わかるよ。違うだろ?伝統的なジャズとは。

 でもな、かつての名プレイヤーたちはみんな革新者だった

 音楽は常に新しいものを取り入れて進化していかなくちゃいけない

 ジャズは現に、今、死につつある

 

 おまえらみたいなのが殺しつつあるんだ 

 

 おまえはジャズバーでピアノを弾いていたけれど客はどうだ?

 老人ばかりだっただろ?

 子供や若者が聞かない文化は滅びる。

 俺たちの曲なら、子供や若者が聞いてくれる。」

 

で、そんな曲の一部抜粋がこちら。

 

オフィシャルトレーラー「Start A Fire」


果たしてこの後セバスチャンがどう考えどう決断し行動し

どのような結果になったかは劇場で是非見て頂きたいとするとして

映画を見ながら自身に照らし合わせてみて考えて

身につまされる思いになる方は多いのではないでしょうか。

 

売り上げ、利益、生活の糧の為ならとして妥協する部分

自身の信念や好きや伝統を継続していくだけでは縮小していく市場

 

私はこのシーンを見ながら着物業界の行く末と自身の方向性を

照らし合わせて見ていました。

 

ジャズの発祥は1930年代なんだから

着物と一緒にするなと言われる方もいらっしゃるかもしれません。

 

でもそんなあなたの言う“着物”はいつの時代のものなんですか?

 

今みたいに平均身長や手足が伸びた時代でも形寸法が定型で決まっていて

着付け、着方がフォーマルでもカジュアルでも同じ方式で行われて

柄や文様のいわれ、生地の素材やその加工たちや仕立て方法、

コーディネートの組み合わせによって順列やTPOがコロコロと変わり

価格や販売方法の基準が曖昧でちょっと着てみようかなと思うと

それは違う、それはおかしいと全然知らない他人に否定される。(あくまで一例です)

 

そんなの子供も若者も着るわけないじゃないですがこの時代に

 

と。

 

キースが言う事が正しいのか

セバスチャンがその後どうなるのか

第三者的に見ているミアがどうするのか

この映画はあくまで一つの事例ですがその流れ、結果は非常に興味深かったです。

 

まあ、言える事としてはまずは、

 

映画を見てから考えてみましょうかね

 

 

すごく、

 

美しく

 

切なく

 

夢と希望と情熱と

 

ほんの少しの狂気を

 

あなたも是非

 

 

おわり

 

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