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着物屋をやっています

兵庫県の着物屋 有限会社みさ和の2代目がつらつらと商いに関係ある事ない事書いています

業界のこれからを考えるきっかけはいつも異業界から

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おおお……。

久しぶり更新よりはや1日で早速のブログサボり。

謎の風邪よりの復活リハビリも兼ねながらの部分はあるのですが

どうにもこうにも体というより意思がついて来ない。

いかんいかん。いかんぜよ。

なんてやっている間に本日より12月。

本年も残すところあと30日少々となっておるのです。

 

「早い、早過ぎる。日々時間が過ぎるのはあっという間だなー。」

 

というのは例年のセリフ。

本当は歳を取るにつれ、嫌な事や繰り返しで退屈になっている日常を忘れようと

自分の中でショートカットを行なっているだけのような気がしてならない

そんなあと “何日で2017年” 時短モードになっている中、

今年は我が着物業界は私の私感・体感では全体的にさらに

厳しいような気がしているんですね。

 

ご存知(?)の通り、

着物業界の現状は30年前より右肩下がりで縮小する市場において

ここ数年なんとかかんとか3000億円前後で下げ止まりを維持している

のがやっとというところなのです。

 

上記のグラフ(矢野総合研究所データより)で見られるように

ピーク時よりも80%以上減しているという業界なのです。

(ちなみにこの中には『着物レンタル』は含まれておりませんよ)

 

で、先日ジャーナリストの南充浩さんのブログで

興味深いまとめがされていたのでご紹介。

 

 

ファッション素材などのメーカー『帝人フロンティア』の新素材の紹介

からはじまったのですがこの素材は着物などの和装に特化した生地という事で

そこから見えてくる着物業界の現状について言及されています。

 

着物を着用しない人間からすると、着物はやたらとハードルが高い。

1、価格が高い
2、洗濯、メンテナンス、保管方法がめんどくさい
3、着慣れた人は別として自分で着ることができない
4、動きにくい

 

などなどがあるから、個人的には一生着物を着ることはないと思う。

が、それでも和装業界として生きていかねばならない人々もいるから、やはり市場規模は最低限として現在の3000億円内外は維持しなくてはならない。
できれば、市場規模、着用人口を増やしたいのだろうが、現在のすべてを墨守したままで、市場規模・着用人口を増やしたいというのは、筆者からすれば単なるワガママにしか映らない。

先ほど挙げた1~4のうちの少なくともどれか1つは改良されなくては、市場規模・着用人口は絶対に増えない。

 

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シルク以外の素材、例えば綿や合繊などを使った着物をもっと売り出せばどうかと思って書いてみたのだが、案の定、和装関係者から「昔から合繊着物はあったが、売れなかった」という書き込みがあり、その行間には「だからシルクが売りたい」という思いがにじみ出ていて鼻白んだ。

まだ、こんなことを言っているのか、往年の栄華が忘れらないんだな。あほくさ。

というのが筆者の感想である。

今までの着物と商法では売れなくなっているんだから、商材か売り方かを最低でもどちらかを変えなくては絶対に売れない。個人的には両方を変えるべきだと思っているが。

 

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正絹の着物の売れ行きはピーク時は1兆2000億円を越えていたが、今は2000億円にまで低下している。実に84%減である。

正絹以外の着物の売れ行きはピーク時は2000億円強しかなかったが、今でも1000億円くらいはある。こちらも減っているが50%減程度にとどまっている。

正絹と正絹以外の着物の売れ行きはピーク時だと6倍前後あったが、今では2倍にまで差は縮まっている。

個々の店やメーカーの事情は異なるかもしれないが、業界全体で見た場合、異素材(正絹以外)の着物の売れ行きはたしかに減っているが、正絹の着物よりも減り幅が小さく、現在では正絹着物の売上高との差はかなり縮まっているといえる。

 

 

上記ブログ内より抜粋

お時間あれば是非全文お読み下さいね。

 

 

そうなんですよ。

このグラフ何度も見ていますし当ブログでもよく登場します。

全体的な下げ幅や累計の市場規模ばかりに目が行きがちなのですが

『正絹』の下げ幅がピーク時12000億から80%減の2000億前後に対して

『正絹以外』の下げ幅がピーク時2000億から半分ほどの1000億円ほど

あるという事。

 

注1)正絹=絹100%

注2)『正絹以外』は和装小物なども含みます

 

つまり私の結論ですが、

 

『正絹』  = 業界が高いお金を払ってでも購入・着用する価値を伝えて来なかった

『正絹以外』= 特に何もしないがデメリットが正絹より少なくユーザーが自発的に

        着て安全に保管維持できて、レンタルなども抵抗感がなくなった

 

両方に言える事ですがそれぞれですね、

 

対象とするお客さまや発信方法、販売方法、PR方法がまるで違うのは当然として

 

我こそが本物・正義と思ってるバカ

目を覚ました方がいいなと感じました

(正絹・それ以外お互いにね)

 

 

冷静に考えて見て世間やお客さまは着物がなくなったとしても

 

まったく困りませんしフツーに

生活できますし

着るもの他にいくらでもあるし

イベント衣装の時はそれっぽいの準備すればいいだけだし

仕立てもミシンどころか圧着でもいい訳です

 

無理して協力し合う事はないと思うのですが

多様性を認められずそれぞれの手間仕事、技術の価値を理解せず文句を言いながら

業界内で双方の足を引っ張り合いまくっているというところが

今の状況とこれからの未来を考えた折、将来が暗いと感じてしまう

原因なのではないでしょうか。

そりゃあ伸びないよねというお話。

 

そんな当然の話も業界内、現場から見ると

見えにくくなる考えづらくなるのが今なのでしょうね。

 

私は小さい業界の中のさらに小さい会社の中でできる事は限られていて

そんな中で考えられる事や得意な事ややれる事はなにか。

 

と、

 

なんかこの話を思い出してしまいました。

唐突ですが

だいぶ前のダウンタウンのトークのひとつです。(音声のみ)

 

 

うーん。

辛口でないとカレーじゃない。甘口はカレーじゃない。

まあそういう人がいるのはしょうがないのでしょうね。

ウチはカツフリンフォンでいいなー。

よしこれでいこう。色々やってみよう。

と思いましたよ。

頑張っていきまーす。

 

 

 

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