表現や価値の使い方、伝え方で輝き方は変わる
フジカラーの「写ルンです」
なんと今年で誕生から30周年だそうです。
私のようなオーバー40なものからすれば懐かしい、
10、20代の人ならその存在を知らない方もいるかもしれない
一世を風靡したインスタントカメラです。
誕生から11年目の1997年が生産出荷数のピークで8960万本あったものが、
25年目の2014年には430万本にまで急減してしまう事となります。
(レンズ付きフィルム国内出荷数 フォトマーケットより)
この間にはデジタルカメラの台頭、カメラ付き携帯電話、
スマートフォンの普及に需要は急減しいわばお払い箱状態に。
それもそのはず、このインスタントカメラは700〜1000円の価格帯で
写せる枚数にも限度があり取り直しは効かず、
フラッシュは無いものもあったり、一枚撮ったごとにフィルムを巻く手間もかかる。
さらに写真をプリントやデータ化するためには取扱店で現像等も
行わなければならず別途費用が発生して時間もかかる。
今の人だったらうわー不便ーーー!!と思う代物かもしれません。
が、しかし、その若い方からこの30周年を期に
人気が再燃しているのだとか。
「2014年に写真文化への貢献を評価され、国立博物館の重要科学技術史資料(未来技術遺産)に登録されたことがテレビや新聞に報じられ、この頃から注目する方が増えてきました。
さらに、10代~20代に人気のある著名人(写真家・歌手・モデルなど)が“写ルンです好き”を公言し、『写ルンです』で撮影した写真をSNSなどにアップしたことで、それを見たファンの方々にも同様の行動が広がり一気に#写ルンですが拡散されました。
普段からスマホを使い慣れている若い世代の“人とは違った楽しみ方をしたい”というニーズにうまく合致したのだと考えています」
マジか!!
○ 画像がデジタルに比べて荒い
○ 撮った後すぐに画像を確認できない
○ 各種設定など何もできない
画質や扱いでいえばほぼ間違いなく現代のスマホやデジカメの方が優れているのに
マイナスポイントがプラスポイントに!!
一見不便という風に見えますが、
みんな画一のものではなくマイナス面もまた個性と捉えて楽しめる
そんな時代という事なのでしょうか。
さすがに全盛期のような売り上げというのは難しいかとは思いますが
写ルンですはある程度デジタルと共存できるような規模で推移していく事に
なるのでしょうか。
デジタル時代になるという事は写ルンですの富士フィルムにとっては
柱のうちの一つであった事業部が大打撃を受ける事となりましたが、
「アスタリフト」などこれまでの事業領域と違う形で
その柱を担うものも誕生させるきっかけとなりました。
長くなるのでやりませんがご興味あれば読んでみて下さいね。
表現や価値を一面だけではなく
あらゆる角度から見て考え伝えるとその輝きは変わってくる実例と
記事を見て久しぶりに見た懐かしアイテムにいいヒントを頂いたような気がします。
そんな事をふと思ったギリギリの1111
ポッキーの日の夜
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