茶箱の魅力をみてみよう
【茶箱】:ちゃばこ
みなさまご存じでしょうか?
上の写真のような木の箱で見られた事があるかもしれませんね。
外側の素材はよく乾燥させた「杉」を使用していて
内側はトタン(薄い金属の板)をハンダで接着させたというものです。
近くにあったものを写真にとりました。
どんなものなのか見ていきましょう。
外観を見てみますと杉の木箱にガムテープのようなものが貼られています。
杉の板材の幅は一定のため木を張り合わせて釘を打っていくのですが
その際に木と木の合わさりや角の部分に『和紙』を貼っていきます。
こうする事で余分な湿気、水分の侵入や箱としての剛性(丈夫さ)が高まります。
で、中を開けてみますとこんな感じ
外側にしっかりと打ち込まれていて
角の部分や合わさりめはハンダで溶接をされる事で中のものを
誇りや湿気などから長期間に渡って保存する事が可能になります。
ふた部分にもトタンの加工がされています。
ので長期間の保存にも安心。
詳しい製造の流れについてはこちらのサイトをご覧ください。
軽量な割にある程度の重さや衝撃にも強く全サイズで試しましたが
オオツカが乗っても壊れる事はありませんでした。
それくらい丈夫。
外側が古くなれば霧吹きなどで和紙を剥がし(天然ノリで接着)、
ペーパーヤスリなどで表面を削って再び和紙などで貼り直せば
新品同様として使う事が出来ます。
なかなか優秀なこの茶箱ですが本来の目的は
名の通りお茶の葉を保存・運搬する為のものとして作られました。
その用途以上に使い勝手が良いということで
お米や野菜、写真・フィルム・衣類・本・書類や機械類、宝飾品など
様々なものに使われています。
ちなみに私どもの大塚呉服店では陳列のディスプレイとしてや
景観に耐えられるストックボックスなどで店内に配置しています。
よくお店で見かける店内にダンボールがそのまま置いてあるのに比べ
数倍見た目にも良いと思っています。
さらにPOPUPなどのイベントでも使えますしね。
現物をみられてよく聞かれるのは、
「おしゃれですけど高いんでしょー?」
「一箱5000〜10,000円位しそう」
とか言われますが、
私がいつもお世話になっている「鈴木製函所」さん。
価格一覧表です。↓
Welcome to Our Company : Schedule
手作りでこのクォリティでこの価格は安いと思います。
ちなみに時間はかかりますがサイズのオーダーもできますよ。
静岡掛川で40軒以上あった茶箱の製造所も
もう3、4軒まで減ってしまいました。
このクオリティの茶箱を買えるのも今だけなのかもしれません。
気になったら是非見て下さい。
というか現物見に大塚呉服店のお店やPOPUPに
遊びに来てみて下さいね(笑)。
お店用でも個人用でも大活躍な茶箱のご紹介でした。
本日は以上です!
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