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兵庫県の着物屋 有限会社みさ和の2代目がつらつらと商いに関係ある事ない事書いています

みんなで協力してひとつのブランド化をすすめる

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私が住んでおります兵庫県には有名な温泉地がいくつかありますが、

そのうちの一つがこちら「城崎温泉」です。

発祥は平安時代からといわれており

約1300年の歴史深い温泉地なのです。

 

通常温泉地などでお客さまに来て頂くPRでよくあるものとしては

「温泉地の歴史」「泉質」「宿やお料理のスペック」「近隣の観光地」

「そのエリアのイベント」「公共、交通機関、業者などの特集」などが

多いと思います。

もちろんこちらの城崎温泉でも同じ事が言えるのですが

それに加えて町全体のコンセプトがここの温泉地のブランド化の一つとなって

人気となっているものがあります。

 

それが、

 

 「  浴   衣  」

 

です。

 

 

城崎温泉の特徴として

 

・浴衣または和服が正装と打ち出している

 宿の無地浴衣以外にも色浴衣を無料で貸し出し

 

・お宿以外にも7つの外湯があり(宿宿泊者は無料)、

 街中には浴衣を着た人たちがバンバン歩きまくっている

 

・温泉街に30カ所の「ゆかたご意見番」という無料で着崩れのお直しや

 温泉宿の下駄を自動的に出してくれる「下足番」などサポートあり

 

・イベントも各宿ごとではなく街全体が一つの宿のような

 全体でのものが取り行われる事が多い 

 

ちなみにこの外湯、その日の一番風呂に入ると「一番札」がもらえたり

全7湯を制覇すると記念品がプレゼントされたりもします。

 

一つの有名なお宿がその地を引っ張るという事ではなく

みんなが集まって、協力をして、

「城崎は浴衣が似合う街」という一つのブランドを作っているのです。

 


ホームページやSNSなども結構力を入れておられます。

 

ちなみに先ほどの浴衣も宿ごとでオリジナルを作られたり、

 


する事によって浴衣を一目見れば

どの宿に宿泊をされているのかなども街で共有する事が出来るのです。

忘れ物もあんしん。

 

温泉というのはもちろん美味しい料理と

ほっとする温泉を楽しんで非日常を味わうという事が重要なのですが

この地に行ってみたいという『ブランド』づくりはなかなか一つのお宿では

作り上げる事は難しいのです。

 

街ぐるみで集まったり

同じ思いを持つ人たちが集まったり

目指す目標に共感する人たちが

思いを共有して実際に行動に落とし込むという事が

他にはない独自化を図る事のできるものなのではないでしょうか?

 

この城崎温泉の浴衣を押し出す施策は

ずーっと昔っからあったわけではないんですよ。

 

やろうと思ったらいろんな地域、いろんなコミュニティ、

いろんな業種も出来る事なのです。

 

実際に行動に落としこめばね。

 

なんかそのような事を思い出した

蒸し暑い姫路の夜なのでした。

 

おわり

 

 

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