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着物屋をやっています

兵庫県の着物屋 有限会社みさ和の2代目がつらつらと商いに関係ある事ない事書いています

なぜ大塚呉服店なのか? 1            「着る機会」が無い前に「見る機会がない」

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今も昔も、

お店で接客販売しているとお客さまから

お断りにも似た定型文のような返答をいただく事があります。

 

「着物を着る機会がないから」

 

というものです。

素直に受け止めると、

 

「儀式ごとやお出かけに和装で出かけるという習慣や機会がありません」

 

という意味のように聞こえます。

違います。

それも正しい部分はあるのですが全部ではないです。

 

「着物は知らないし、興味すらない」

 

というのが正しい意味だと思います。

 

私が思うにですが、 

着物を見る触れる機会が圧倒的に少ないのです。

あらゆる媒体においてもやリアルにおいても

普段の生活の中でそうそうお目にかかる事はないと思います。

 

商業施設や人通りの多い場所には着物を取り扱うお店も少なくなり、

インターネットやSNS上や新聞テレビ、雑誌などのメディアでも

まだ目につくのは浴衣などシーズンの需要があるものなどが中心

というところ。

 

通年では意識的に見るか探さないと

『着物を見る、触れる機会』というものはほぼないのです。

あるとすればよほど特別、特殊なイベントの機会の時(成人式、結婚式など)や

着物が必要となる習い事などのカルチャーなどの機会の際でしょうか。

 

この時点で衰退の一途を辿っているのが大方説明できてしまうのですが、

そうなってしまっている現状はどういう事なのかという事です。

大きくは3つあると思います。 

 

1つ目は上記にも書きましたが、

着物を取り扱う店舗を「見かけなくなった事」

 

新しくオープンする都市部の商業施設などでは

ほとんどといっていいくらい着物屋はないと思います。

これについては長くなりそうなので今回のブログでは書きませんが

実際、駅ビルや駅前に近いところや目に付く大通りなどで見かけることは

10〜20年前に比べて減っています。

 

私は歩くのが大好きですので知らない町でも時間があれば

結構な距離でも苦でもなく歩きまわります。

全国いろんな町をブラブラしますがその数は確実に減っています。

もちろん地代家賃などの都合などランニングコストの面で

継続が困難であるという事も理由にありますがそれだけではありません。

 

2つ目は「情報の発信を自ら出来ていない事」

 

業界は着物に興味を持ってもらうために

いろいろなアイデアや自社のイベントを考えますが

それを告知をするという事が著しく苦手なのかそれとも知らないのか分かりませんが

自分からの発信を行っていない

また、広く知らせる事にコストをかける事を嫌がるという傾向にあります。

せっかくの企画や技術の発表も知られないまま終わってしまう。

コストをかける事が嫌であればいいんです。

現在は無料のコミュニケーションツールは山のようにあるわけですから。

でもやらない。

 

3つ目のは「継続性がない」

正直これが最大のポイントであると思っています。

 

例えば、

どこか有名なブランドとコラボした

国の機関と協力して企画などを考えた

海外で話題のイベントに参加して大々的に発表した

 

 私はこれらは良しとしています、大変いい事だと思います。

しかし残念な事にその後継続して行っていると言う話を聞いた事がありません。

規模が大きければ大きいほど単発で終わっているものが

多いような気がしてなりません。

 

人は、

 

「興味がない事やモノは見ない」 

「すぐに忘れるもの」

 

と私は思っています。

 

着物業界がお客さまに対して

着物を好きになってもらう、買って頂く、関係性を深める

 

その前の段階、

 

『 自分たちの存在を知ってもらう 』

 

 を怠っているような気がしてならないのですね。

 

広く、継続的に、意識的に見て頂くように機会を自ら作っていかなければ

見てもらったり好きだと言ってもらう事は難しい気がします。

 

 

今日はこの辺で。

 

 

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