本当にこれは快挙なのだなあ
日本郵便株式会社（JP）が運営する
「全日本DM大賞」というアワードが毎年開催、表彰をされています。
今回で３０回目の節目の年であったとか。
長い歴史がある賞なのですね。
応募の要項としては、
紙またはそれに準ずる印刷物などの「DM（ダイレクトメール）」一式
となっており、
作成依頼・使用した『広告主』
企画や印刷・制作を担当した『製作者』
が同時に受賞するというシステム。
で、本年この賞で快挙が生まれました。
全応募総数625作品の中で25作品が受賞し、
その中で最も優れた「グランプリ」に選ばれたのが、
↓ ↓
山代温泉宝生亭（ほうしょうてい）
専務取締役の帽子山宗さん
ちなみにこの方、
エクスペリエンスマーケティング（通称エクスマ）の
塾生さんでもあり私の先輩でもあります。
ニックネーム：ぼっち
受賞をされたDMの内容ですが、
以下、リンクから引用
グランプリに選出された山代温泉 宝生亭のDMでは、
常連客の中から厳選した100人に対して、
特注で名入れした「金のバッジ」を感謝の印として送付した。
このDMにより、自分がVIPとして扱ってもらっているという特別感を
伝えることに成功。
送付した 100通のうち84組が宿泊プランを予約するという成果を収めた。
ここまで
私が今回すごいと思った事は２つありまして、
１つ目は実際に企画・作成・発送されたDMの内容の戦略、創造性、効果を
潤沢な予算や大企業の組織力で作成された訳ではなく
帽子山専務や奥さまなどの少人数で企画制作され、それを大量に過去の顧客名簿に
発送するのではなく厳選に厳選を重ねた
「旅館側が選ぶVIP客１００名」に
絞り込みをされた事だと思います。
通常、DMを作成する場合はそれにかかる手間や経費を考え
大量に発送をした方が効果がありそうと考えます。
で、ついつい出してしまいます。もったいないって考えちゃってね。
企画やキャンペーン内容や売り上げアップの為に力が入っていればいるほど。
新規客が欲しくなって初回のお客さまにのみ割引をしたり、
すべてのお客さまに均一の割引やサービスをしたり、
そんな施策をとられている他社が多い中この宝生亭は
『VIP客』をとことんえこひいきする
というプランをこのDMで発信をされました。
結果はDMを出した８割以上のお客さまが予約などのレスポンスを
起こして頂けたという実績でした。
２つ目は、そもそもこの賞に応募をしようと思われた事です。
以下をご覧ください。
これは過去のグランプリ受賞した広告主と製作者です。
ご覧頂ければわかると思いますが、
大半が上場企業であったり名の知れた会社や大手の広告製作社が
絡んでおります。
応募総数が賞の規模の割に少ないような気がしたので
少々調べてみたのですが中小の企業などはなんとなくこのような気になるそうです。
「どうせ、ウチみたいな弱小が
応募したって意味ないって」
「予算も企画も人材もプロモーションも
大企業には敵わないって」
でも、帽子山さんとっちゃった。
グランプリ受賞しちゃった。
たしかに周りは大企業やお金持ちや飛び抜けて頭のいい人が多いでしょう。
しかし、
応募してみよう。
表現を工夫してみよう。
どうすれば審査員や賞を見られる人に伝える事が出来るのか。
などの工夫や実際の行動がなければこの結果には一生涯かかっても
たどり着く事などできないんです。
考えるよりも実際の行動にまず移してしまえる事。
これが私が思うスゴイ部分です。
実際にこのような快挙を成し遂げられた帽子山さんは
本当にすごいと思います。
エクスマの師匠藤村先生もFacebookでおっしゃっていましたが、
「彼らは、ちょっとハメをはずすことがあるけど、
実はエクスマの本質的にはものすごく優れている。
それがわからない人は、物事の表面を見るのではなく、
もっと本質を見つめることが大事ですよね。」
全くです。
勉強になるなあ。
ん？
彼ら？
あ、
いたわ。
この人も受賞してたわ。
やべえ。
文字数もヤベエ。
書き直すのもめんどくさい。
えーっと。
たしか、甲子園で銀賞です。
大阪の人で「MAT」とか「マX」とか言われてます。
「SNSのボーゲン」です。
たしか。
あんま知らないんすよ。
さちあれー。
今日は以上です。
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