着物屋をやっています

兵庫県の着物屋 有限会社みさ和の2代目がつらつらと商いに関係ある事ない事書いています

やってしまえる人と悩んで終わりの人の違い

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長崎県に「波佐見町(はさみちょう)」という

“陶器”の産地の小さな町があります。 

人口は15000人ほどでしょうか。

 

この町はちょうど佐賀県との県境に位置していて、

“磁器”の産地で有名な「有田町」がすぐ隣にあるのです。

 

長年、波佐見町は街全体が有田焼の下請けの土地として

存在していた為、波佐見焼としての陶器はその名を知られる事は

これまでありませんでした。

 

どちらかといえばマイナーに属し、

折からの不景気という世の流れもあり

窯元や問屋などは衰退の一途をたどる流れとなっていました。

 

そんな波佐見焼を取り扱う

「有限会社マルヒロ」もその一つでした。

 

まあ、おしゃれなHPになっちゃって(笑)。

 

有名な話ではありますがこちらの有限会社マルヒロは

比喩ではなく倒産寸前まで行った際に、現社長の馬場幹也さんが

中川政七商店の中川淳社長に経営の相談をされに行った事から

スタートした初のコンサルティング案件なのです。

この周りのお話は度々TVやメディアに紹介されWeb上にも

多数の記事が載っていますのでご興味ある方はご覧になってみて下さい。

 

ちなみにウチの『大塚呉服店』もその後、

誕生からこれまでお世話になる事となるのですが、

その辺はこちらを。

まだお読みでない方、是非。

 

そしてその後マルヒロからは数々のブランドが誕生していきます。

そんな中自社の倉庫兼事務所の一角に商品の展示販売スペースが

あったのですが、これを思い切って直営のきちんとした店舗を作ろうという

話が浮上してきます。

 

ただし、ただ小綺麗なお店を作ってもしょうがない。

しかし予算には限りがあると言う事でとても個性的なデザインを作り出す

“セキユウスケ”氏に依頼する事になりました。

(彼は大塚呉服店でも総合のデザインをお願いしている人でもあります)

 

すさまじいプランが立ち上がるわけですが、

馬場親子あっさり了承。

「振り切ったお店を作る」

決断をします。

 

中途半端なお店ではないのは

私が以前書いた記事からどうぞ。

3部作です。

 

 

 その後、このお店はより多くの県外や海外のお客さまも訪れるようになり

さまざまなメディアに紹介され、海外のデザインの賞なども受賞するように

なりました。

 

一度見れば忘れない。

一度行ってみたくなる。

そんな個性的なお店になっていると思います。

こんな小さな町の一角にあるお店なのに。

イベント時などは陶器を取り扱うお店としては異例の売り上げも

記録し続けているそうです。

 

さて、

本日私が申し上げたいのはたった一つです。

 

この事例は、

 

 

グダグダ言ってないで行動した結果です

 

 

現状が厳しい

 

ツライ

 

やろうと思ってはいるけど抵抗する人たちが周りにいる

 

いずれ、そのうち、チャンスが来たら、タイミングが合えば

 

 

しっかりと計画を立てる事も重要でしょう

お金や人やモノが揃っているかも重要でしょう

でも、考えすぎるよりも踏ん切りついて決断するよりも

 

まず、行動

その後に修正

 

だと思います。

 

このお店はオープン前に少々お手伝いをさせていただいたので

どのくらい苦労をされたのかは見聞きしています。

結果、行動を行った事が今に結びついているのだと思います。

中川社長にご相談に行かれた事もそうでしょう。

 

会社やオフィスで悩んでチャンスを待ったりしていても

状況はなかなか動くものではありません。

 

無駄になるかもしれない。

リスクがあるかもしれない。

けれどもその先には少なくとも一歩進んでいる自分が

いるのだと思うのです。

 

そしてその一歩は今、この小さな町のイメージを

大きく動かす力となってきています。

 

 

行動しましょう。 

 

 

おわり

 

 

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