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兵庫県の着物屋 有限会社みさ和の2代目がつらつらと商いに関係ある事ない事書いています

ライティングって大事ってお話 後編

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さて、「ライティング」後編です。

 

おもむろになぜ照明を書こうかと思ったかというとですね

なんとなく書きたかったというのが正直なところですが(笑)、

あちこちいろんなお店を見て回っているとなんか気にかかるんですね。

 

たとえば、

 

伊勢丹」「阪急」や「ファッション特化の商業施設」と

  一般的な百貨店や個人のお店などとを比較してみると

  同じブランドの店舗や同じ商品でもまるで高級感や商品の印象が

  違うという事ありません?

 

  なんでだろ?って気になりませんか?

 

その理由の大きな原因がライティングなのです。

 

私が昔勤めていた着物店でその店舗の設計や照明をおこなっている

会社の方と話した事があるんですがその方いわく、

 

「お店は明るいに越した事はない」

 

ですものでそのお店必要以上に明るい明るい。

蛍光灯バンバン。

スポットライトが大量に。

 

で、今思い返してみるとこのお店

結構お値段の張るお着物を取り扱いしていましたが、

 

まあ、その、なんていうか、

 

 

安っちいんですよ

 

印象的にすごく、ちゃちく見えてしまう

 

 

せっかくいいものでも均一的にみえるのと

非常に商品が平面的に見えてしまうという事が原因でしょうね。

ファッションは色柄形などのバランスやデザインなど(価格もね)が

購入の決め手になる事が多いのですがその中でもう一つ大事な事、

 

「素材感」です。

 

光によってお店の雰囲気や什器なども同時にその印象が大きく変わってきます。

「光」を操る事によって『陰影』を作る。

そして空間などにも奥行きを出し広がりを感じさせるのです。

 

ここでもちろん注意ですがやりすぎは良くなく、

商品そのものの色や柄がわかりにくいレベルまで光量を落としてしまうと

買い物中と買った後の着用時とで印象がまるで変わってしまいます。

それが分かるレベルで調整が必要です。

着物の場合はとくに。

あと、色焼けもありますのでね。

 

ちなみに大塚呉服店では店舗設計時に光量の計算をした上で

照明計画を作ってもらっています。

 

京都店のような日の光がたくさん入る場所と、

アーケード内であまり日光が入る事のない神戸店、

商業施設である程度光量などがすでにある新宿店など

ケースごとで変えて頂いているようです。

 

さすが超優秀デザイナー!!  Yusuke seki (と持ち上げてみる)

 

もしもあなたが商品を販売するお店をされていたり、

オフィス、自宅のリビングなど印象を変えたいとお考えなら

「ライティング」の見直しは結構オススメです。

ただし予算はピンキリですし、プロに依頼する方が確実ではあります。

その際はしっかりHPだけでなく、過去の実績やSNSなどで

調べる事をおすすめします。

 

Instagramで写真を撮られる時、

流行っているお店の入り口付近など

ちょっと陰影に注意してみられると面白いかもしれませんね。 

 

 

 こんなとこでーす。

 

 

 

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