着物屋をやっています

兵庫県の着物屋 有限会社みさ和の2代目がつらつらと商いに関係ある事ない事書いています

時代によってあり方は変わるべき。変えるべき。

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みなさまこんばんは。

オオツカです。

ちょっとお早い更新で。

 

今日は姫路、神戸、大阪を行ったり来たりしています。

ちょっと肌寒くなったかなあ?と思いながら神戸の街を歩いていますと、

 

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おお。

 

神戸ルミナリエの準備中ですねえ。

毎年12月に神戸元町から三ノ宮の旧居留地エリアで行われるイベントで

阪神大震災以来もう今年でたしか20回目(21回?)になる「光」のイベントで、

たくさんの観光のお客様が来られている全国的にも有名な神戸の

冬の風物詩の一つとなっています。

 

しかしながらこのイベント近年は毎年といっていいほど、

「開催の危機」が伝え囁かれているのです。

 

その理由の取りまとめはこちら。

 

期間など短縮やさまざまなコストダウンなどで

規模は多少縮小するそうですがなんとか今年も開催されるようです。

主たる原因の一つは「資金難」だそうです。

地元企業などにスポンサーになってもらったり期間中の物販収益などで

賄っているようですがそれでも赤字が出るというのが主催者の頭を

悩ませているようです。

 

ちなみにですが、 

 

ルミナリエ不要論」 という話題をどこかしらで毎年聞きます。

近隣の店舗も人が多すぎて逆にお商売にならないとか

電車や街中も人がいっぱいで移動もままならなかったり

電力の使い方、人が混みすぎ、お金の無駄遣いに感じるとのことで

もう来年はいいんじゃないかと。

 

もともとは1995年の阪神大震災の犠牲者の方の鎮魂の意を込めてと

スタートしたイベントなのですがそういう意義や行う意味が薄れてきた

ということが実情なのかもしれません。

(ちなみに毎年1月17日には鎮魂祭が行われます)

 

さて、話は変わりまして本日飛び込んで参りましたこのニュース。

 

東海道新幹線を利用されたことのある方は

もれなく受けたことがあると思いますが、「車内での検札」

これがなくなるというニュースです。

 

「お休みのところ失礼いたします。切符拝見」のアレ。

 

 人によってはとてつもなく煩わしく思うかもしれないですね。

私は最初そうでこの検札が終わらないとお弁当や飲み物を落ち着いて

飲食できなくて新幹線に乗れば切符片手に待機。

東京から乗車して、新横浜までの間に「まだこんのかーーーーい!!!」と

ひとりイライラしていた事が思い出されます。

もうさすがになれましたが。

寝てたら昔みたいに起こされませんしね。

 

私はこのニュースを見るまで知らなかったのですが、

東北や上越、北陸など一部の新幹線ではすでにこれって廃止されていたんですね。

言われてみればって感じでしょうかね。

 

こうやってニュースになったり問題の提起をされると改めて思うんですが、

そりゃそうなんですよね。

そういう時代ですもんね。

 

昔みたいに切符を買うときにカウンター越しに対面でひとりづつならぶ事は

今はなくケータイやWebで自宅にいながら購入、支払いが完了でき

場合によっては切符を発券する必要すらないチケットレスも当たり前。

購入者の3割の購入方法がオンラインに切り替わった事も大きいでしょう・

車掌さんや乗務員の方は手持ちの携帯端末で購入済みの座席も把握、

その場で変更・修正もできてしまう。

 

まあ、もちろん東海道新幹線は日本で最も時間あたりの運行本数が多い路線では

ありますので発車する便ごと間違えたりするケースも往々にしてあるでしょうが

数はそこまで多くないでしょう。

 

 

ある事が当たり前

 

以前からそうだから今もそう

 

 

そういう思考停止に陥る事って実は結構たくさんあるんです。

 

無論、我が着物業界も同じ事が言えまくるんですが。

 

もちろん人によっては、

「そんな事くらいでイライラしてはダメ。

 おおらかにいきましょうこれも楽しみの一つだよ」

とおっしゃる方もいらっしゃいますがここで言いたいのはそういう事ではなくて、

 

私が思うのは現在のテクノロジーを活用したり世相に応じた考え方を使って

以前ではできなかった事や便利になった部分は活用しましょうよと。

 

現状が当たり前と考えずにもう一度問題意識をもって

考え直し変えるべき仕組みやメソッド、行動やあり方は

時代によって変えるべきと思っています。

 

もちろん検札そのものが風情の一環や変えては

いけないものの場合は違いますよ。念のため。

(例えばSLや寝台列車など)

 

なんにせよ新幹線の検札は無くなるという事で(自由席はあるようです)、

逆に「昔こんなことやってたんだよー」なんて子供達にドヤしてそうな

人も多そうですがね。

 

ルミナリエの話に戻りますが、

やはりやりはじめてから20年が経過しさまざまな施作は取られては

いるのでしょうが、上記のブログ主がおっしゃられるような策や

思い切った変更案などもあってもいいものではないかと思います。

(ちなみにクラウドファウンディングなどはおこなわれているそうです)

 

せっかくのイベントですから大変な思いをするだけではなく

みんなで楽しんで行えるような考え方や協力を今の時代にあった考え方、

やり方を積極的に行われればいいなあと単純に考えてしまう私は

まだまだ甘いのかもしれませんね。

 

はたして今年は見れるのでしょうか?

みなさんが笑顔になればいいなあ。

 

本日も最後までお読み頂きまして誠にありがとうございます。

 

 

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