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兵庫県の着物屋 有限会社みさ和の2代目がつらつらと商いに関係ある事ない事書いています

コーヒー? 最近すごいじゃん!

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みなさまこんばんは。

オオツカです。

 

「お飲み物どうしましょうか?」

 

紅茶かコーヒーかといわれて選べるなら私はコーヒーを選びます。

 

よほどでなければ選択に失敗したーと思わないという事と

胃の調子が相当悪くなければほとんど大体受けつけますし、

香りもリラックスする事が出来ますし最悪冷めてもまあなんとか。

(紅茶でむちゃくちゃ美味しいっていうレベルと出会うという事が

             なかなか難しいというのもありますが)

                     

今時インスタントコーヒーもそこそこ味も香りもよく

考えてみればすごい事でもあるのですが、

ここ最近よりレベルの高い存在になってきたという実感があります。

 

コンビニに行けばその場で豆を挽き、ホットコーヒーでもアイスコーヒーでも

手軽に自分で入れて(正確にはマシンが作りますが)、

好きなタイミングで飲む事が出来るようになりました。

それにいわゆる缶コーヒーも各社気合の入れ方が違うのか

無糖・微糖・加糖とパターンが違い、

おそらくターゲットとしている年代・ライフスタイルの客層によって

作り込みや提案方法を変えています。

 

私が学生時代に飲んでいたコーヒーとは一線を画す状況で、

こんなレベルのものを当時飲もうと思ったら

お店に入って、待たされて、300〜500円取られるんじゃないかと

いう思い出と感覚があります。

今、100円台でお手軽に飲めてしまうという。

すげー。

もちろんその当時と違って流通経路が整備された事や、

その提供方法、消費者の認識が変わって来た事もあるのでしょうが。 

 

近年は さらにレベルが上がった店舗環境や、お店のストーリーや背景、

ご提案するお客様を絞り込んだお店が増えてきたように思います。

それはもうものすごい数のコーヒー屋さんが存在していますが

 

人気店や今後続いていけるであろうお店は、

現在の

「どこでもそこそこ美味しいコーヒーが手軽に安価に手に入る」状況

から差別化、区別化、独自化して

自分達の存在価値をしっかりと自分達の対象のお客様に

アピールして、認識されファン化する仕組みが出来ているのだと思います。

 

面白い実例で身近にありますので本日はそのご紹介を。

 

弊社の『大塚呉服店 京都店』の目の前に

コーヒーショップが昨年9月にオープンしました。

 

% ARABIKA  (アラビカ) HP

テイクアウト型コーヒーショップです。

(イートインスペース有)

 

% Arabica Coffee Roaster & Farm」(アラビカコーヒーロースター&ファーム)

 

このお店の面白いところは、

日本人経営者でコーヒーショップの一号店は『香港』。

自社でハワイのコナにコーヒー農園を所有しており

かつ、世界各地からのコーヒー豆の取引をおこなっています。

また、エスプレッソマシンで有名な「スレイヤー」の代理店、

焙煎機である「トルネードキング」の海外輸出元なども行う総合商社として

有名だそうです。

 

http://www.arabica.coffee/#philosophy

 

なおかつ以前ブログでも書きましたが、

このお店の店長は「ラテアート2014 世界チャンピオン」です。

 

どうでしょうか?

行きたくなりましたでしょうか?

 

あとですね

このお店最近店舗が増えまして、

京都嵐山にも。

 

さらに京都の各所でPOPUPも。

 

 

「ふーん」と思う方と是非行ってみたいと思う人が半分半分かもしれませんねー。

まあ私のブログですしね。

そこはしょうがなくですが、

なんでかっていうと商品やお店の『スペック』の話ばかりだからですね。

 

えっと私が知っている話でいいますと

香港のお店の次に日本にお店を出したいと思った時、

東京などの大都市は除外したそうです。

 

普通に考えれば東京の方が人も多いし儲かりそうと考えがちですが

その場所以外で「日本」を感じる事が出来る場所にお店を出したいと。

 

さまざまな理由はあるのでしょうが

(オーナーは東京に自宅有)

まずは商業的理由よりも、

「日本を感じる事のできるコーヒーショップ作り」

したかったそうで出店場所の候補は京都と某地方都市だったそうです。

 

その後、弊社京都店の前の物件と出会われたそうですが

五重の塔あり、着物屋あり、石畳の坂道ありとそういった

日本的なシチュエーションや場所を最優先にして決められたとか。

一応大塚呉服店も選択肢になったとか。

(弊社店舗と共通の業者さんが複数採用されています)

 

あと、こちらのお店は海外のお客様からもご指名が多く

目当てで来られる事が増えているようです。

日本で唯一この場所。

という事もアピールの一つとなっているのでしょうね。

 

ちなみに、こちらの東山店の2Fは宿泊施設となっており

世界各国からバリスタが勉強したり各種交流が深められるよう

にされているとも聞きます。

 

このお店に来ればスターバックスではできない味と体験と

もしかしたら出会いを京都とともに感じる事が出来るかもしれません。

 

『何かおもしろそう!』

 

『せっかくこの場所に行くんだったら!』

 

という事で連日このお店は行列が出来ている盛況ぶりです。

 

やはり、「体験」というキーワードは大切ですね。

 

 

本日も最後までお読みいただきましてありがとうございました。