着物屋をやっています

兵庫県の着物屋 有限会社みさ和の2代目がつらつらと商いに関係ある事ない事書いています

差別化よりも『独自化』の時代というお話

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こんばんは。

オオツカです。

 

先日、静岡県の浜松に行って参りました。

うなぎとかトンカツとかも名店ぞろいでいいなあだったのですが

なんかもう、とても疲れていたので手早く食べれてグイグイやれる(謎)

そんなご飯がいいなあと。

 

よくよく考えてみたら場所が浜松で上の条件なら

アレがあるじゃないかと思い出しました。

そう、

 

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浜松餃子でございます。

 

今年は餃子日本一に輝き、2位の宇都宮とえらいこっちゃと

毎年毎年凌ぎを削っている餃子WOR。

(これやると長くなるのと本筋外れまくるのでご興味あればコチラどうぞ。)

 

 

ちょっと調べて名店いったらえらいこと人が並んでいたのであきらめ、

駅近くのチェーン店舗「五味八珍(ごみはっちん)」へ。

 

浜松餃子は久しぶり。

ああ、美味しい美味しい。これはイケる。

この手のお店では珍しく(失礼)具が詰まって焼きもしっかりで

ちゃんとしたお味です。一人前480円。

 

へーと思ってメニューの横のパンフレットを見ると

“東海地方で42店舗”

全然知らんかった……。あとで調べると地元では超有名だそうな。

 

これがいわゆる『ローカルチェーン』というやつか。

 

ということで本日は全国展開チェーンに負けない

オオツカが行ってみたい地方に愛されるチェーン店のご紹介です。

 

 北海道:ラッキーピエロ

ハンバーガー ラッキーピエロ 函館のハンバーガーショップ HAMBURGER ご当地バーガー

北海道函館最強ハンバーガーチェーンです。通称「ラッピ」。

 函館市民においてはハンバーガーショップといえば、

マ◯クでもM◯Sでもロッ◯リアでもなく、ラッピ。

 

その圧倒的世界観と全ての商品において“注文を受けてから調理をはじめる”

効率的には良くありませんが出来たて熱々を提供する姿勢が支持を受けています。

というか、ハンバーガーだけではなくカレーやカツ丼、地元食材を使ったメニュー

がなんと100種類!

ハンバーガー店というよりダイナー的な位置づけになるのかもしれません。

 

そして特筆するのは常連のお客さまに対する圧倒的「えこひいき」システム。

この辺りは上のリンクからどうぞ。

てか、スーパースター団員って(笑)。

 

いやー常連には位置的になれませんが一度行ってみたい。

さすがに大手も勝てない価値創造を行われています。

 

では、次。

 

九州:ハンズマン

 

「小売のディズニーランド」との異名をとるホームセンター。

 

ウェブで見るまでまったく知りませんでした。

それもそのはず、九州のみで展開されています。

ざっくりとは聞いていたのですがカンブリア宮殿で詳細を見て

俄然行きたくなったお店です。

 

掲げるスローガンは“お客さま第一主義”という事です。

 

え?どこでもそうじゃないの?と思ってしまいますが

ハンズマンの特徴はそれを徹底して突き抜けたところにあるようです。

 

たとえば「バラ売り」。

100本入りのストローも1本欲しいといったら袋を開けて販売したり、

ゴム手袋の右手だけ欲しいといったら右のみ販売したりと

店側にとってはロスになりかねない事でも個別で対応します。

 

また、「商品点数とスタッフ多さ、対応」。

常時商品アイテム数は20万点の品揃えでこんなマニアックなものまで!という

(普通のホームセンターは8〜10万点くらいだそうです)

『ここに来ればなんでも揃っている!』というイメージを持ちますし、

プロの方もお仕事で利用される事も多いはずです。

そして常駐するスタッフも通常のホームセンターの3倍に当たる100名が

在籍しています。

それにより各アイテム毎に商品知識の長け、対応も様々な形で出来るようです。

たとえば電球のサイズ間違いをした場合自宅まで交換品を届けてくれるなど。

しかもこの会社はPOSシステムがないって……すげえ!!

(↓解説です)

会社案内|DIYホームセンター「ハンズマン」公式サイト

 

もう一軒行こうかと思ったのですが長くなりそうなのでこの辺で。

 

しかしながら、ローカルチェーンといっても最大手などと比べても

地元においては引けを取らない強さを持っている会社が

自分が思っている以上に多くある事に気づきました。

むしろ地元の方は別の土地にいってみると全国展開でない事に驚く

ケースもよくあるようです。

 

そういったお店はどこで他と違いを出すかという考え方ですが、

同業他社と差別化を図るだけでなく “独自化” しようとしているのだと思います。

 

決して商品の価格や品揃え、サービスなどを身を削りながら競争するのではなく

『自分たちが“ここだ”と思ったポイント』に着目し、

『手間をかけて』ひとつひとつ構築し、『継続、維持、発展』を行う。

地道にコツコツとみんなで。

 

非常に勉強になりますし、実際に自分でも体験して実践しなければと思います。

 

着物も置いていて綺麗でしょう?というだけでなく、

『実際に着て、洋服と違う体験』をどんどん考えてご提案を

していく必要がありますね。

 

楽しみながら実践していきたいものですね。

 

と、餃子もっしゃもっしゃ食べながら思っておりました。

あつあつ餃子いいわー。

あと、冷えたビール最強にあいますね。

 

次はあのお店にズームイン!!

 

本日も最後までお読みいただきましてありがとうございます。