着物屋をやっています

兵庫県の着物屋 有限会社みさ和の2代目がつらつらと商いに関係ある事ない事書いています

コラボってどうなんだろうというお話

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こんばんはオオツカです。

 

さあさあ、時間もギリギリになってまいりましたよー。

本日ペナルティ分の更新です。

 

大塚呉服店の前身ブランド『WAKON』(わこん:姫路に店舗あり〼)の

ころからちょこちょことありました。

メーカーさんからお話を頂いては商品を作ってみたり、

メディアなどの企画で衣装協力で着物を貸し出してみたり、

異業種イベントのお手伝いをさせて頂いたり。

 

はい。

コラボレーション(略してコラボ)のお話です。今日は。

コラボレーション - Wikipedia

 

言葉の意味として、『共働』や『協力』とあるように別の会社と一緒に

商品やサービス、イベントなどを行うことで

私どものような小売店は結構な確率でお話が来たりやってみた

というところは多いのではないでしょうか?

 

例えばメーカーと組んでオリジナルの商品を作成して

在庫や販売先などを数社でコントロールしてみたり、

例: Gとうふシリーズ | 相模屋

 

全く別ジャンルのものがコラボしてまったく別のブランドを生み出したり、

 

例: My Store News | ビックロ 新宿東口店

 

キャラクターや芸能人などとイベントやキャンペーンを期間限定で行ったり、

 

例: カレーハウスCoCo壱番屋

 

私たちの生活の中で昔からよく見受けられた“会社間のコラボレーション”

ですが最近ではこのコラボの形にはいろいろな種類があるようで

昨今はさらに深いもの、突っ込んだものなども増えてきたようです。 

 

 

『とにかくいろんなところが集まって価値を出そう系 』

 

私の地元でも参加されてやっていました。

ラーメン店が数十店参加して期間中限定メニューや

各店をはしごしてもらうスタンプラリーなどイベントを店舗が共有して

お客様にサービスを行うパターン。全店制覇は結構ステイタスな感じです。

このケースは全国増えてきましたね。

 

『普通に考えるとありえない組み合わせだよなあ系』 

  

 

前回は「ジルサンダー」、今回は「エルメスディレクター」が

ユニクロと期間限定コラボをってフツーに考えると突っ込みどころ満載なコラボ。

ユニクロって安い量産品じゃないの?という感覚を打ち砕くそんなイベントの

ようなコレクション。お嫌いじゃなければ見られてみては。

10/2から販売です。

(全店舗じゃないですからね。前回みてるとWEBが吉かなー。)

 

 

『単独でも凄いのに新しいイベント産み出しちゃった系』

 

 鴨川シーワールドって日本2件しか見れないシャチがいて、

イルカショーのクオリティが半端ないので有名なのですが

そこにオンザプロジェクションマッピングって海獣好きなら失禁レベルの

ことをやってしまうというイベント。

完全に別物になりそうな予感がします。産み出されるか?な?

 

『公共施設なのに…知らない人も…でもやっちゃった系』

 

はい。

オオツカ大好物です。こういうノリ。

漫画のネタバレ感ハンパないのですがそれ以上に公共施設でやっちゃった。

進撃の巨人を全く知らない人や、女性から「気持ち悪い」とかのクレームが

予想されるにも関わらずやっちゃった。

でも、それ以上に伝わる人が多そうですね(笑)。ファン増えればいいな。

 

と、いう事でコラボ。

 

なんか楽しそうでしょう?

ちょっとやってみたい・行ってみたくなりませんか?

 

実はこれは企業側にもメリットがあるのです。

大きくは4つ。

 

1、新規のお客さまが確実に増えます。

 協力会社側のお客さまからの流入もありますし何より全く知られていなかった

 お客さまの認知度がアップします。(よほど悪くなければ)

 

2、今まででは全く考えつかなかったアイデアが生まれます。

 特に今まで絡んだ事のない業種になればなるほど違う視点で自社のお店を

 見て考える事が出来ます。お客さまのリアクションも違います。

 (ただ、現場は対応に超大変ですが)

 

3、コスト、費用の削減または増強

 1社ではなく2社以上が集まりますのでかかる費用やリスクは半分以下になります。

 または倍以上の効果が期待できます。(これもよほど間違えなければですが)

 

4、ブランド力強化

 たとえ同業他社でもしっかりと方向性をあわせて企画などを行う事が出来れば

 同業者間の刺激になり業界内での認知度も上がります。

 おそらくGoogleSEOにも有利になると思います。

 

で、コラボって一見いい事づくめにみえますが最後に私の所見を。

 

・お相手選びは慎重に

 ここを間違ったりすると元も子もありません。

 見るべきポイントは“お互い歩み寄れそうか” “方向性にズレがないか”

 というところでしょうか。多くは語りませんが……。

 

・目的、目標は自分でしっかり設定しましょう

 何の為に行うのか?どこを着地点とするのか?は自分で決めましょう。

 相手に預ける頼るパターンは失敗一直線ですよ。

 

・だいたい最初がピークで長続きしません

 立ち上がり凄い人気があってもたいていは一過性のものです。

 次行きましょう次。そして、次回やるなら企画を一から考えましょう。

 

 という事で前向きにいろんなところと協力する視野を持って

取り組むと色々化けるかもしれませんよというお話でした。

 

最後に、

大塚呉服店・WAKONは好みが激しいのでお話を頂く際は

是非!気合いを入れて!お話頂戴できればいいなと思っております!

宜しくお願い申し上げます(笑)。

 

本日も最後までお読みいただきありがとうございました。