着物屋をやっています

兵庫県の着物屋 有限会社みさ和の2代目がつらつらと商いに関係ある事ない事書いています

言えないことの方が多いから、人は書くのだと思う。

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みなさまこんばんは。

オオツカでございます。

 

連日の猛暑は何処へやら。

雨は終日降っていましたがとっても涼しく風もあり湿気も気にならない。

暑がり汗かきの私にとっては非常に過ごしやすい気候でしたね。

人によっては急激な気候の変化でちょっと肌寒いと感じて

体調を崩される方もいらっしゃるようです。

どうぞお気をつけ下さいね。

 

私は人に文字で何かを伝えたい時どうしても長い文章で説明的になってしまいます。

このブログしかり(笑)。

おまとめ下手という事もあるのでしょうがブログの先輩いわく、

 

『“だれに、なにを”伝えたいのかはっきりと決まるようになって、

 あとは数をこなせば短くても意図の伝わるものが出来るようになって来る

 いろんな“キャッチコビー”とか勉強すると面白いよ』

 

との事。

なるほど。キャッチコピーか。

 

ターゲットとする人たちに端的に伝える、共感してもらう。

他人や他社や他の商品との差別化や独自化を図る為に分かりやすく、

さまざまな表現を駆使して短い時間で伝える。

例えばTVCMなんて本当に一瞬ですし、

お店のDMやPOPもお客様はまじまじ見ません。見られる時間は少ない。

企業や商品のスペックだけでは人は共感してくれませんよね。

 

今日はちょっと数パターン一緒に見てみましょう。

 

 吉野家    → 『うまい、はやい、やすい』

ドトール    → 『がんばるひとの、がんばらない時間。』

マスター    → 『お金で買えない価値がある』 

積水ハウス   → 『「ただいま」と「いってきます」の間にあるこの時間が

         私は好きだ』

JR         → 『車窓に映った自分を見た。いつもより、いい顔だった。』

PILOT           → 『 言えないことの方が多いから、人は書くのだと思う。』

TIFFANY&CO. → 『 ひとりで生きていけるふたりが、それでも一緒にいるのが

          夫婦だと思う。』

LUMINE     → 『試着室で思い出したら、本物の恋だと思う。』

Asahi KASEI → 『昨日まで世界になかったものを。』

 

やばい。ちょっと見ただけでクラクラしますね。キリがない。

各社さんスゴイです。

上記の企業キャッチコピーはあらゆる媒体などで使われ、

自社のイメージや、やっている仕事を端的に表したり

伝えたいお客様に突き刺さる短い文章のものが多いですし、文章の文字間や

句読点まで与えるイメージを考えて選択されています。

いろんなものがありますので気になったら調べてみてくださいね。

 

それと同じく重要なのが写真などのビジュアル。

例えばLUMINE。

いつかのブログでも書きましたがここは本当に上手です。

恋する女子には刺さりまくるのでしょうか?

 

そして、キャッチコピーを書く際になんとなく過去にブックマークしていた

記事を発見。師匠の藤村先生のブログ記事でした。

 

 

こちらは看板やPOP、HPやブログの活用方法や切り口を。 

再度読んで実践してみましょう。

すごくわかりやすいです。先生ありがとうございます。

 

また、“詩”のような一見商品と関係なく見えるものですが、

お酒を売るのではなく見る人の生き様や共感を生むパターンのものも。

 

 

ちなみに

弊社の“大塚呉服店”でもキャッチコピーはありまして、

 

『着物を着たくなる呉服店』 

 

お恥ずかしながら、悩んで悩んで自社内で決めたものです。

「まったく着物を着たことのない方」や、

「昔着ていたけど最近ご無沙汰な方」に共感していただければいいなと。

 

まだまだ努力不足は否めませんが、

この私のブログや各店の発信共にさらにもっと勉強して参ります。

はい。

 

本日も最後までお読みいただきましてありがとうございます。