着物屋をやっています

兵庫県の着物屋 有限会社みさ和の2代目がつらつらと商いに関係ある事ない事書いています

お商売。お商売。だから、動きましょう。

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みなさまこんばんは。オオツカです。

 

お商売ってなんでしょうね。

 

 

堅いお話はできませんのでアレですが、

本日は東京ギフトショーにお邪魔しています。

第80回東京インターナショナル・ギフト・ショー秋2015|(株)ビジネスガイド社

こちらは“パーソナルギフトと生活雑貨の国際見本市”として40年以上前から

各業者向けに行われている大規模展示会です。

年2回行われるこのイベント。

今回で80回になるんだとか。何気に歴史アリなのです。

本日こちらを見て回ります。

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今回は特別参加という事で大恩ある中川政七商店さんの展示会『大日本市』も

同時開催されています。これも目的の一つです。

 

さらに、

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 中川政七商店の13代目中川淳社長と

セメントプロデュースデザインの 金谷勉社長

このお二人の講演を聞きに行きました。

100名ほどの参加者でしたね。すごいや。

 

詳細はここには書けませんがとてもよかったです。

聞けてよかった。

残念ながら中川社長は大人気でご挨拶できなかったのが心残りですが、

ギフトショーの会場をざっと見て回ります。

その後2度ほど参加させていただいた『大日本市』会場へ。

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全体像はお見せできないんですが、

以前私が参加させて頂いた頃よりさらに規模も内容もグレードアップしていました。

相変わらずお元気で前向きな参加企業もみなさんと久しぶりにお会いさせてもらい

こっちももっと頑張らなければと思いましたし、

新しい提案方法や新商品などとても刺激的なものばかりでした。

やっぱすげえやみなさん。ホントに勉強になります。

 

商売はお金と商品のやりとりをするだけではなく

商品やものづくりの背景をしっかりと一定の方向性をもって

顧客に伝える仕組みを作る。

そしてその商品を購入、使用することで付加価値が分かる、見えやすくする。

いわゆるブランディングをしっかりと維持しながらしかも進化されています。

 

講演中、中川社長もおっしゃっていました。

我々がお相手しているのは「お客様」ではなく「お客さん」であると。

お金を払う方が無条件に偉いという事ではなくて

商品を作る、商品を販売する側と対等であるべき。

なんでも需要側の要望を一方的に聞くのではなくて(安くしろ、サービスしろなど)

供給側が本当に買って頂きたい、使って頂きたい顧客にプライドをもって

しっかりとものづくりや販売を行い伝え続けるという事。

そしてそれに対して正当な対価をしっかりと頂く当たり前の事をしようと。

 

大日本市に参加されている皆さんは『メーカー』か、それに近い立場の方

がほとんどです。

私共は小売業ですので実際の有り様などは各業種でも違いがあるでしょうが

概ねされている苦労は同じのようです。

自分たちが作る商品のコントロールがメーカーのみの機能ではできにくいという事で

一般の小売やお客様に向けて直接お商売をできるようにも移行されています。

 

いわゆるメーカーや工場というのはエンドユーザーからはなかなか見えにくく、

また工場側もそれを自分たちから見せたり発信というものをしたがりません。

お商売的にはした方がいい場合が多いのでしょうが

やりたくない様々な理由があるようです。

 

一番多いのが、

『自分のところ一社が頑張ったくらいでは

              何も状況は変わらない』

 

ではという事で、このような取り組みが2年前から行われています。 

 

開け、工場! 工場の祭典 - Factory Festival

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 こちらは大塚呉服店でもお世話になりました「Method」さんが

イベントの全体監修を行われている新潟燕三条の工場解放イベントです。

 

(↓動画リンクです。これ見られた方が早いかも)

Tsubame-Sanjo Factory Festival / 燕三条 工場の祭典 on Vimeo

 

メーカーだから、工場だから一般の“お客さん”には伝わらない。

エンドユーザーの人に道具がどう作られていてどう思われているか、

それを知ってもらって、工場の方もそれを自分たちが出来る範囲で伝える。

 

一つの工場がやってますではなく。

 

町ごと参加。期間限定で思いっきり。

 

そんなイベントも今回で第3回になります。

 

メーカーだから、

卸売だから、

小売業だから、

衰退産業だから、

アナログな会社だから、

 

ではなくて。

自分からきっかけを作って動いていきましょう。

そうすると色々と状況は変わってくるかもしれませんよね。

 

いつもタイミングが合わないとかいって行けてないので、

今年こそは行けるように調節してみようと

大雨で停車しまくっている新幹線の中からオオツカがお伝えいたしました。

すでに本日中に姫路に到着する事はないこともお伝えいたしました!! 

 

本日も最後までお読みいただきましてありがとうございます。