着物屋をやっています

兵庫県の着物屋 有限会社みさ和の2代目がつらつらと商いに関係ある事ない事書いています

こういうお買い物というのは続いてしまうものなのかしらん。

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みなさまこんばんは。

オオツカです。

届きました。

届きましたよ。 「AirEngine」。

 

前から一つ欲しいと思っていたのですが

価格やその他いろんな理由でなかなか手が出せずに

いましたが今回もろもろご縁があり

やっと、というかつい購入してしまいました。

 

え?なんの話かって?

これですね。

インテリアショップや家電屋さん、東急ハンズなどでも

取り扱いされていますのでご覧になった事がある方も

いらっしゃると思います。

 

これを作っているメーカー名は BALMUDA (バルミューダ)

 

http://www.balmuda.com/jp/

 

 日本の家電プロダクトメーカーです。

 

ちなみにこのバルミューダはいわゆるベンチャー企業で、

全く家電のプロダクトとは関係のない業種出身の

(元プロのロックミュージシャン)社長1人から立ち上げ、

2003年設立した年度は社員数3名 売上高4500万円の会社を

2013年には社員数50名 売上高22億円に成長した

家電業界でも注目株の企業の一つです。

たびたび経済誌やテレビなどでも取り上げられています。

バルミューダ - Wikipedia

  

バルミューダの代表的な製品たち。 

 

このバルミューダが有名になったのは新型の「扇風機」を

開発、販売した事がきっかけとなり次々とヒットを飛ばしています。

その後、「ヒーター」「加湿器」「空気清浄機」と続き、

 最新作は以前私のブログでも書きましたが

世界一美味しくパンが焼けるという「トースター」です。 

 で、上記の商品アイテムを見ているとどれもこれも

いわゆる『コモディティ商品』なんですね。

分かりやすい例でいうと「TV」などがそうでしょう。

 

もうスペックや機能などが完成されすぎてしまって他社の製品と差別化が

失われ、あとは見た目のデザインや価格のみがお客様の購買の理由になってしまって

いる商品たちで、パナソニックだろうがシャープだろうがソニーだろうが

どのメーカーでも明確に違いや個性が分かりづらいというものです。

 

バルミューダの開発している商品はその最右翼に近いものばかりです。

しかも価格は他社と比べて数割高めの設定となっています。

 

では、なぜ売れたのか。そして今も売れているのか。

 

昨日のMacの記事を書いてから「Air Engine」が到着するメールを見て

ちょっと調べてみると昨日のAppleMacやエクスマと

共通している部分がバンバン出てきていました。

長くなるので2例だけ。

 

1、バルミューダは市場調査をしない

 

  お客様に何が欲しいかというニーズをアンケートや調査していませんでした。

  その代わり、“その製品がある事で実現できるよりよい生活”というものを

  社内のみならず社外を含めた複数の眼で徹底的に議論を行うそうです。

  

  そして、“よりよい生活”を行える事を根底において、

  既存の技術を組み合わせ新しい価値を生み出す。もちろんデザインを含め。

  ただし、その際にデザインが優先して使い勝手が悪くならないように

  最大限気を配りデザインスケッチやテスト、試作を山のように行うのだそうです。

 

2、モノではなく体験を売る

  まさにエクスマの考え方ですが、“良いモノを作るだけじゃダメ”

  それを使うことで素晴らしい生活が出来る事を分かりやすく表現し、

  伝わりやすい努力をする。そしてそれを一貫して継続する。

  

 

とまあ、昨日に引き続いて同じような記事になってしまいましたが

調べていくうちにあーやっぱり。と思ってしまいました。

 

この考え方は本当に大事なことで取り入れ実践するのはどのような

業種、業界関係ないのだなと思いました。

着物屋、ガンバリマス。

 

ともあれ、我が家のニューフェイスの今後の活躍に期待したいと思います。 

  

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本日も最後までお読みいただきましてありがとうございました。