着物屋をやっています

兵庫県の着物屋 有限会社みさ和の2代目がつらつらと商いに関係ある事ない事書いています

昔は「歌詞カードのコピー」とかしてたんですよ。

 

f:id:tsukachan330:20150719120100j:plain

 

みなさまこんばんは。おはようございます。オオツカです。

いやいや更新がバラバラになっており修正しようと

もがいているがなかなかその通りにならないそんなブログですが

お読み頂いている方本当にありがとうございます。

 

私は現在、「着物の小売業」というお仕事をさせて頂いていますが

同じ業種であってもその形、商いの方法はさまざまなものがあります。

 

たとえば、

お店の商品をテーマに沿ってマニアックなものから需要の幅の広いもの

などの商品を集中的に集め、期間を決めて販売する「展示会」のような形式や

常時商品のセレクトを行ない続けお店の店頭レイアウトを変え、

様々なお客さまに日々お買上げを頂く「店頭販売」のような形式、

また、ネットショップのような商品をいつでも好きなタイミングで見る事が出来

24時間で販売している「NET販売」のような形式など。

 

この他にはレンタルであったり、

リフォームや寸法の変更・加工をして着物を蘇らせるというような

商いまでどの業界でもいえる事ですが各種の様々な商いの形が存在しています。

 

私が高校生の頃アルバイトをしていた先に、

「 本屋 + CD、ビデオレンタル +TVゲームの新、中古品」販売を

しているお店がありました。もう20数年前の話です。

小規模チェーンお店でしたがそのお店の販売の力の入れ方は、

「本 4 : レンタル 4 : ゲーム 2」だったと思います。

 

私の実家は当時3万人弱の小規模の町でしたが町内には書店が林立しており、

他店との差別化を図ろうとチェーン本部からの指示などあったのでしょうが

日々様々な販売、商品やサービスの追加・変更を行っていました。

結構地元では頑張っていたお店だと思います。

 

私はその後大学へ進学し、就職。

数年経ち再び実家に帰って来た折にはそのお店はありませんでした。

 

少し話が大きく逸れますが、

アメリカに「ブロックバスター」というビデオやDVDレンタルのチェーン店が

ありました。いろいろな経緯がありながら2014年に完全に事業停止しました。

この会社は最盛期は全世界で9000店舗、従業員数は6万人を超えていた

マンモス企業の一つでした。

その営業スタイルを取り込んだ企業が現在の「TSUTAYA」です。

正直スタイル的にはパクリといって良いかもしれないほど当時の営業内容は

似ていたそうです。

 

その後「ブロックバスター社」は同業者である「レッドロック社」や

「ネットフリックス社」と価格競争の道へと入っていく事になります。

対面式のレンタルという形から宅配レンタルに変わり、現在はオンラインによる

ストリーミング配信へと変わっていく時代の中で。

その辺りの詳しい解説はコチラ。

上記の記事にもありますように日本においてのレンタルCD、DVD、本の販売で

TSUTAYAやGEOのような形がほとんどになりそれ以外の個人店は

駆逐されたようなイメージがあると認識されているのが現状と思います。

(個人店や地方チェーンでも頑張っている所は多くありますよ。一応。)

 

時代によって市場やお客さまの認識が変わっていくように

それに合わせてお店や業界も変わっていかなければいけない

またはそれに合わせなくても大丈夫な状況を

準備をする時代にとっくに入っている

 

という認識をした上で具体的な行動が大事という事ですね。

 

GEOはビッグデータやアプリ会員の情報を元に即時対応をしていたり

TSUTAYAに至ってはいち早くWEBの対応・現場の落とし込み、

そもそも新しい販売の「シーン」の提供という事で

「蔦屋書店」「蔦屋家電」の展開など時代を予測した動きを見せ

今の存続に至っています。

 

私ども着物業界のライバルというのも同業種だけではなく

広く【アパレル】という視点で見た場合まだまだ行なうべき事がある気がします。

まだまだ今なら間に合う事も多くあると思いますし、

『5年に自社が市場に残っている理由』というものを積極的に行動に

落とし込みさらに、発信をしていきたいと思う日曜の午前なのです。

土曜日の記事なのに。

 

やっといい天気になった関西です。

さあ、今日も一日楽しみながら変革をおこして参りましょう!

 

ちなみに、当時私のアルバイト時給は560円でした。

そう考えると時代ってスゲエって思いますよね。

 

本日も最後まで読んで頂きましてありがとうございます。