着物屋をやっています

兵庫県の着物屋 有限会社みさ和の2代目がつらつらと商いに関係ある事ない事書いています

かくいう私も最近おいしいと思いはじめた口ですがね

 

f:id:tsukachan330:20150623025732j:plain

 

みなさまおはようございます。

オオツカでございます。

 

昨日まで京都藤井大丸にてPOPUPを行っており

たくさんのお客さまにご来店頂きました。

本当にありがとうございます!

今後とも大塚呉服店をご贔屓に!

 

スタッフも京都店を同時に運営しながらとギリギリのシフトの中

フル回転で頑張ってくれました。

本当にお疲れさまでした!

君たちのお陰でたくさんのお客さまに喜んで頂けたと思います。

 

わたくしといえば明後日からの行なわれる異業種展示会の

準備に参加の為撤収後は久々に京都でお一人でお泊まりでした。

(といっても、ブログ書いてバタンキューですが)

 

どんな内容の展示会なのかとかいろんな同業者の方、異業種の方など

さまざま方とお会い出来るようで楽しみです。

熊本から“かのお方”も上洛されるという事でこれもまた楽しみ。

この様子はまた後日ブログなどでご紹介出来るかと思います。

 

さて、私は今年41歳になる着物屋の二代目なのですが、

案外このぐらいの年代層で跡継ぎになられている又はなられる予定の方

というのは多いのではないでしょうか?この業界ね。

 

何度かこのブログでも書いておりますが、

私はたまたま着物屋の家に生まれ両親の働く姿、お客さまに接する姿などを

見ながら、なんとなーく跡を継ごうと思いなんとなーく業界に入った

自他ともに認めるヌルい二代目ですので両親のようにお客さまに接する事も

販売をする事も取引先との良好な人間関係を作る事も商品を仕入れる事も

出来ない訳ですのでこりゃあ自分で足使っていろんな人に協力してもらわないと

いかんと思ったんですね。

 

でも、さまざまな出会いや発信や人間関係の繋がりが増えてくると

自分の商いを自分の能力でもっていけるようなアイデアや仕組みを

作っていく事は出来るかも?というのがモチベーションで今日も飛び込んで

いく訳なのです。

 

着物業界に限らず日本の伝統産業なども各種大変厳しい状況ではありますが

前向きに頑張り、様々な発信をする業界や後継者も実際には多いわけです。

 

たとえば「日本酒」の業界。

 

これもなんとなーく長年固定されたイメージがありますよね。

「おっさんや年配者が飲むもので若者は飲まない」とか。

「なんか古くさい」「飲みにくい」「マズいイメージ」とか。

いわゆる“日本酒離れ”が30年ほど前から続いている業界です。

 

確かに、年々の消費量は人口減やお酒を飲む人が減ったという事もあって

減少傾向ですが、近年は下げ止まりに。

で、逆に国外への輸出量は増加している傾向にあります。

 

獺祭」など有名ですが様々な蔵元の若手も頑張ってます。

 

f:id:tsukachan330:20150623020031p:plain

パッケージも見た目のかわいいものが増えていたり、

(日本酒、パッケージで検索した画像の一例)

 

最近話題のイカス動画もあったり、

 

こんなトコにまでwwアンタww

 

外国人がカリフォルニア米で日本酒作ってるwwww

イイヨイイヨー。

 

まあ、表に出ている良い事ばかりではなく様々なご苦労があるのでしょうが

内向き・悲観的でなくいろんな異業種の協力や、デザイン、販路の模索、

過去のイメージの脱却、新しいものづくりなど積極的に動いている

そして裾野を広げようとしている業界もあるって事ですね。

“スパークリング日本酒”とかって一昔前だったら往復ビンタものでしたよ。

 

着物業界もいろいろやってますがもっと頑張んなきゃなー。

 

あ、でも繰り返し申しておきますがなんでも目新しいものや事をすれば

良いと考えている訳ではないのであしからず。

 

正式な着物の守るべきところは守る。

ただ、裾野を広げる普段着などついてはもっと自由であるべきかなと。

着物玄人の方も最初から奇麗に着付けされたり、立ち振る舞いをされていた

訳ではなかったと思いますのでそこはもっと温かくと思いますね。

 

いずれにせよ新しい挑戦、発信はどんどんしていくべきと思っています。

さあいろんな方とお会いして弊社にもどのような化学反応が起こるのか

楽しんで参ります。

 

本日も最後まで読んで頂きましてありがとうございました。