着物屋をやっています

兵庫県の着物屋 有限会社みさ和の2代目がつらつらと商いに関係ある事ない事書いています

知らない人はホントごめんなさい。

 

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こんばんはオオツカです。

 

それくさい空気は醸し出しているので気付いている方もいらっしゃるかも

知れませんが私、漫画が大好きです。古いものが中心ですが。

それぞれの作中に印象的だった台詞回しもぽろぽろと。

 

いわゆるガチの漫画とかヒロイン登場人物萌え系とかいうものではなくて

ふと思った時にぬるい感じで、好きになった古き良き作品を何度も読み直す

ゆるい感じの守備範囲の広い漫画ファンです。(新規も開拓しますよ)

めっきり読むのは少なくなりましたが。

 

昨日とかの記事を書きながらなんかふと思い返した事を

今日は書いていきたいんです。

知らない人は今回の話全く面白くありません。

ので、スルーでお願いします。 

 

ご存知でしょうか?

 

めぞん一刻

 

 高橋留美子原作、週刊誌で約7年間連載されたラブコメディ(古い)漫画です。

コミックスは15巻まで発刊されその後も度々文庫本やドラマ化アニメ化など

した作品なのでご存知の方も多いと思います。

しかし、連載が開始したのは1980年なので私6歳。

ちゃんと読んだのが高校生くらいで、40歳になってもまだ結構詳細な部分まで

覚えている今読んでも面白い、というかま書いてたらまた読みたくなった作品。

 

簡単にストーリーの解説をすると、

一刻館という古いアパートに住む主人公で浪人の五代祐作とそこに管理人として

やって来た若い未亡人の音無響子を中心に周りの常識を超えた個性的な登場人物

と繰り広げる日常生活を描いた内容となっていまして、

まあ言っちゃうと最終的には結ばれるわけなんですがその作中の時間は

たしか6〜7年経過するはずですたしか。

 

主人公が浪人→大学生→就職(即倒産)→フリーター→保育士資格→保育士

という流れが描かれますが案外序盤〜中盤に近い所で物語は動くんですね。

 

冒頭から主人公は管理人さんに好意をよせているのは誰が見ても明らか

なんですが、管理人さんは亡夫への操やその他もろもろの理由で男性に対し

そんな気はまるでなくガードも相当に固かったのでありませんでした。

 

でも、ある事件をきっかけに少しづつ管理人さんに変化が現れてくるんです。

もう中盤からは主人公がガールフレンドをつれていたりすると

あからさまにを嫉妬を感じるシーンが連発で読者も読んでて

明らかに両思いの2人なのがわかるんです。

でもその状態で4〜5年ほどラストに至るまで微妙な関係が

おもしろ可笑しく続いていくんですね。

 

なんで今回この内容にしたのかというとですね、こんな本の抜粋記事

を思い出したから。

 

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www.amazon.co.jp

 

うぉーーーーい! /// (←ツッコミ)

まあ漫画なので長く続けるためとは思うんですけど、

主人公が優柔不断であったりヒロインが不器用だったりするのは

我々読者側は最終話の展開をなんとなく予想した上で、

どのようにそこに至るのかというプロセスを見たいわけですよ。

価値観の相克が本当のドラマっていわれても……。 

 

 (注:あくまで本からの一部抜粋ですのでそこんとこヨロシク。

    押井監督と宮崎監督超好きです。あとこの本面白そう。)

 

 

で、話の本質からずれますが着物ってこのノリなんですよね。

 

いきなり押し倒すんです。

 

着物初心者の人とか関係性の薄い仲のうちに。

はじめは浴衣とか洗える着物とかすこしづつ着物の楽しさやお出掛けする

楽しみや、同じ趣味を持つ友達が出来るなど少しずつ少しずつ経験を重ねる。

その中で売り手とも関係性が深まっていきいずれこの人から買いたいって

思って頂くよう努力するわけなんです。(ウチもまだまだ出来てません)

 

やっぱり徐々に関係性を構築して、着物って悪くないなって思ってもらう事から。

その後に楽しみ方を時間をかけて知って頂いて少しずついいものを

見て頂く機会が増えた結果、本当に良いものや礼装の着物をお買い上げ

頂く事に繋がっていくんだと思います。

 

でもこの漫画は本当に良く出来ていて主人公の立場が浪人や社会人など

コロコロ変わっていく事で管理人さんとの関係性も変わっていき飽きが来ません。

ていうか途中家出してその後閉め出しくったりしますしね。

 

もし読まれていない方がいらっしゃったら一度読んでみて下さい。

昔の漫画なのでメールもSNSも携帯もパソコンもなくて今だったら・・ああ!!

みたいなのもあってそれもまたおもしろいですよ。

 

(リンク)響子さんはいつから五代が好きだったのか?

 私は「響子さんすきじゃあああ!!!!」からだと思うけどな。

 

本日も最後まで読んで頂きまして有り難うございました。