飛ばないなら飛ばないでこっちにも考えがある。
こんばんは。オオツカでっす。
電工掲示板を見て『ワオ!ナッガサッキ!マイガッ!』って取り乱す
ジンガイ(外国人の意)の写真とともに神戸空港からお届け。
なぜかタンクトップです彼。
この日は目的地の長崎空港上空が雷雨の為、羽田から途中の神戸で降ろされて、
飛行機が飛ぶかどうか分からない状況でした。
まあなんとかその後飛びまして最終目的地の「波佐見・有田」まで行く事が
出来たんです。友人のお店のオープニングレセプションに参加しましたよ。
なんかえらいこっちゃなってますが、
コレについては明日オープンなんで後日まとめてお知らせしたいと思います。
お楽しみにね。
今日のブログの本題なんですけど、
昨日は東京でたくさんの人とあったりお話をさせてもらったりして
大変有意義な1日の中でゴハンを食べる前に行ったこれまた知り合いの
お店のお話です。
着物屋に来られるお客さまというのは女性が多いんです。
ていうかお店のほとんど90%が女性といってよくて、
通常、着物屋さんの男性着物の品揃えっていうのは
ついでっていうケースが多いです。だから品揃えも少ない。
弊社の大塚呉服店・WAKONのブランドもほぼ女性ものしか取り扱いませんし
みさ和でも…言う程あんまり無いかなあ。
良く言われるんです「男性が着物を着ないと」てね。
でもね!自分で着た事、買った事がある人は分かると思いますけど、
男性着物に関してはそもそも「選べない」状態が多いんですといっておきたい!
理由その1:そもそも女性ものと比べて圧倒的に流通が少なく 、
メーカー・問屋共に商品を作らないか持っていない事が多い。
なので商品そのものが少ない。
その2:高級品と廉価品の間が無くめちゃくちゃ高価なのものか、
外国製のすっごい安い(浴衣とか)ものの2択で
中間価格帯の商品がすっごい少ない。
特に礼装着と普段着の品揃えで普段着が普段着価格でない事が多い。
その3:えーと、これは個人的な主観になるんですが、
ヤンキー色が入ったような商品が結構な確率であり
そういったテイストが嫌いな人は見向きもしないケースが。
などなどなどもっと色々あるんですがこの辺で。
弊社はどちらかというと女性用の着物に特化したお店作りをしているので、
男性用のお店ってできないのかなー。
突き抜けたのをどっかやんないかなーと思っていたら
知ってる会社が先月からはじめていました。
(あ、モチロン男性用専門店の着物屋さんはあるんですよ。)
場所はコチラ。どん。
知っている人は知っている。
東京ど真ん中。神田明神。
場所を分かりやすく言うと秋葉原とかお茶の水から歩ける当たりのトコロ。
のすぐ横。
きもののやまとさんが運営しているY&SONS(わいあんどさんず)ですわ。
まずヤバいでしょう外観が。
ちらっと反物見えますけど実際行ってみると事前に知らなければまず
着物屋さんと思わないはずです。
正面アプローチどーん。
完全にテーラーです。奥にシャツケースのような箱が並んでますが
オーダーの仕立上り着物が入っています。
着物屋ではないこのオーラ。
私の自己紹介をしない状況で店内に入ってみましょう。
そりゃ。
手前が手ぬぐい、その奥が…っておい!コムデギャルソンの財布とか
本物のアンティーク時計(オメガとかありました)、本麻のブックカバーなど。
左側をご覧下さい。
帽子ですよ。シャレオツな人は帽子ですよ。
知り合いの別府の着物屋さんも帽子&着物メーン。オシャレでしたよ。
あとね革靴とか、クラッチバックとかまあ、まず普通の着物屋さんには
置いていないアパレルグッズが満載でした。
で、写真ほとんど写ってないんですが、
このお店のキモといってもいい「反物から着物をオーダーで作る」という
コーナーがありまして何が珍しいかというとスーツ生地や、木綿の生地が
あって仕立て加工を含めて3万円代位からあったのですごい手が出しやすい事。
しかも納期は2週間(通常2ヶ月程度)。
で、「アンタ同業なのになんで他社の宣伝してんの?」って思われるかも
しれませんが、自分が何者かお知らせするまでの間いわゆる押し売り的な
超積極的販売や伝統が〜、日本人としては〜的な押しつけが無かった事も
好印象でしたし、着物を再び普段着に近づけたい弊社としてはやっぱり
パートナーにもかっこ良い着物を着ていてもらいたいですしね。
貴重かも。ヤンキー色なかったし。
矢嶋さん面白いし。
ウチも頑張りますけど、なんとかこちらも浸透して欲しいなあと
思うお店紹介でした。一緒に着物盛り上げられればいいなあ。
あ、今年は浴衣余裕でやるそうなので。
あと、飛行機が飛ばなかったら考えがあったんですが飛んだのでよいです。
今日も最後まで読んで頂きまして有り難うございました。