たまにはウチのブランドの話でも②
今日は弊社のブランドの一つ「WAKON」(わこん)についての
ご紹介を書いてみたいと思います。
私は大学を卒業後京都に本社を置くきもの小売のチェーンに
勤めさせて頂きました。期間は3年程度だったのですが
その間に非常に大切な事をいくつも教えて頂きました。
(ま、このお話はまたの機会に。)
そちらを退職したのが今から15年前。
その春に、姫路駅の再開発が決まり
取り壊しがあと4ヶ月後に迫った駅ビルの一角を
短期の催事契約で入る事の出来る機会がありましたので
少し変わった着物屋をやりたいという事で私と父と妹で
立ち上げをした非常に思い入れのあるブランドです。
このWAKONという名前の元になったのは、
「和魂洋才」(わこんようさい)からとって私が命名しました。
取り扱いの商品の特徴としては、
リサイクル・リユース着物、洗える着物、絹物も少し。
和雑貨、洋装品、レンタルなど多岐に渡っています。
いまではどこでも当たり前になっていますが、
立ち上げ当時の着物店はまだ店舗の全面畳になっており
着物に興味がある人でもなかなか入りづらく、出にくい
圧迫感のある所が多く、もっと気軽に入れるお店作りをしたいと思いました。
なので必然的に着物を棚置きにするだけでなく、
ハンガーに「吊る」という陳列が主になりました。
(もちろん着物をそのまま吊るとシワやスレの原因になるので
色々と工夫をした吊り方とバンガー自体を開発しましたが。)
まあそんなお店を作るとですね、
いろんな方からご意見をばんばん頂きましてそれがなかなか辛辣なものが
多くて2、3回心が折れそうになりましたね。(いや、1回折れたか?)
でも、少なからずこの業態を続けてきた事で、
ほんの少しでも着物の店頭というものを少し変える事のきっかけに出来た
のではないかと思っていますし弊社の内容もガチガチの呉服店から
ちょっと砕けたお店になれたのかなと思います。
このお店と共に少しずつですが成長する事が出来たと
実感しているとても思い入れの深いお店です。
現在は兵庫県の姫路と太子の2店が該当のお店ですが、
毎日さまざまな着物ファンのお客さまに来て頂いています。
初心者からヘビーな方まで。
もっともっとお客さまのお役に立てるように努力して、
発信していけるように頑張ります!
お近くにお立ち寄りの際は是非お気軽にお越し下さいね。
本日も最後まで読んで頂いてありがとうございます。